「叱る」と「怒る」は何が違う? きちんと「叱る」タイミング&ポイント

子どもが悪いことをしたら、きちんと叱るのが大人の務め。しかし、子どもに言いたいことが伝わらなかったり、ビシッと言えなかったり…。叱り方で悩んでいるパパ・ママも多いようです。子どもを叱るときには、どのようなことに注意すべきなのでしょうか?

目次

・「叱る」タイミングはいつ?
・「叱る」と「怒る」は何が違う?
・叱るときに重要なポイントは?
・「悪いこと」理由聞いていますか?

「叱る」と「怒る」は何が違う? きちんと「叱る」タイミング&ポイント

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■「叱る」タイミングはいつ?

「どうしてさっき、あんなことしたの。あれはあなたが悪いことをしたのよ」と、以前のできごとを説明しても、小さな子どもは、何を叱られているのか、なかなか理解できません。

そのため、子どもを叱るときに大切なのは、「そのとき」「その場で」。悪いことをしたら、その場で間髪入れずに叱ることが大切です。

また、「叱る」「叱られる」という関係には、信頼関係も必要。
大人が子どもの良きお手本であることは大事です。たとえば自分が洋服を脱ぎっぱなしにしているのに、子どもだけ注意するのはNG。日ごろから子どもをよく見て、きちんと良いところは褒めることも重要なポイントです。

きちんと「叱る」、きちんと「褒める」はセットだと意識しておくと良いでしょう。

■「叱る」と「怒る」は何が違う?

「叱る」と「怒る」は何が違う? きちんと「叱る」タイミング&ポイント

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たとえば、子どもが散らかしていたオモチャを踏んで、ママが痛い思いをしたとき。「踏んじゃったじゃない! 片づけなさい!」と感情にまかせて声を荒らげるのは、「叱る」ではなく「怒る」です。これでは、片づける理由までは子どもに伝わりません。

「オモチャを出しっぱなしにしておいたから、ママ痛かったよ。
おもちゃを踏むと、痛い思いをするでしょ? それに、オモチャが壊れてしまうかもしれない。だから、片づけようね」
これが「叱る」です。

「怒る」というのは、怒っている人の感情の問題。その中で発せられるのは、たいてい「相手のため」の言葉ではなく「自分のため」の言葉です。

「叱る」と「怒る」を区別することはとても大切。もし叱る場面で怒りが先に立ちそうなら、一度深く深呼吸して、少し気持ちを落ち着かせてみましょう。

もちろんママだって人間。とっさに感情で言葉が出ちゃうときもあるでしょう。
でも大丈夫! 叱る場面は次々に起こります。次回は、上手に叱ることができるようになるかもしれません。

■叱るときに重要なポイントは?

叱るときには、「言い聞かせる」という意識が重要なポイントです。「言い聞かせる」ためには何が必要でしょうか? それは、理由をきちんと説明することです。

ときには「ダメなものはダメ!」で通して良い場面もあるかもしれません。でもいつもそればかりでは子どもは納得できないでしょう。

まだ小さいからわからないだろう…と決めつけず、叱るときは理由までしっかり伝えて納得してもらう。これも、きちんと「叱る」ために必要なことです。


このとき、子どもと目線を合わせて、しっかり向き合うこと。お互いの目を見て、丁寧に理由を話すよう心がけましょう。

■「悪いこと」理由聞いていますか?

子どもが何か悪いことをしたときは、きちんと叱ることが大切。しかし、その「悪いこと」をしてしまった、子どもなり理由もあるはずです。

こちらの言い分ばかりを言って聞かせるのではなく、子どもの言い分もしっかり聞いてあげましょう。その上で、間違っているところは正す、間違っていない部分があれば受け止めてあげる。これも、大切にしたいポイントです。

子どもの良いところを見つけて褒めるのは、パパ・ママならきっと得意でしょう。
できれば「褒める」ばかりが良いですが、子どもが悪いことをしたら、心を鬼にして「叱る」ことも必要。そのときのために、叱るタイミングやポイントをしっかりおさえておき、その上で心をこめて叱れば、きっと子どもにも伝わるはずです!

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