子どもが絵本に飽きたら! お家で迫力の大自然が楽しめる「写真の紙芝居」3選
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子どもがどうやら、いつもの絵本の読み聞かせに飽きてしまった様子。そんなときは、迫力の「写真の紙芝居」で親子のコミュニケーションを図りませんか?
紙芝居といえば、かわいいイラストや昔話系の絵が一般的。しかし、虫や動物の写真を使ったリアルな作品もあるのです。
自然とふれる機会が少ない都会の子どもに、動植物の迫力を体験させてあげたい! というママに、自然科学系の紙芝居がおすすめです。
■『かおかお だあれ?』
『虫ってこんなにオモシロい!―栗林慧の虫の目カメラ写真紙芝居』(作・写真:栗林彗/教育画劇)10,368円(税込)※全8巻のセット販売価格
『虫ってこんなにオモシロい!―栗林慧の虫の目カメラ写真紙芝居』のなかの1作品。虫の顔のドアップが映し出されていて、その写真から「これは誰の顔?」と、子どもに名前を考えてもらうことができます。
目や口の形などがとてもリアルに写し出され、虫の観察にも最適。大人には衝撃的なビジュアルかもしれませんが、子どもたちはふだん見ることのできない細部をチェックできるからか、食い入るように見つめています。
虫の写真は、ストーリーが理解できない乳幼児にもおもしろく感じるようで、私の姪(9か月)は手で触りながら楽しんでいるといいます。
セット商品のなかの1作品ため、この作品だけ購入するのは難しいようですが、1巻ずつ貸し出している図書館も。私の弟は、紙芝居コーナーではなく自然科学コーナーで見つけたそうなので、そちらもチェックしてみるといいかもしれません。
■『マングローブは海の森』
『マングローブは海の森』(赤木かん子/埼玉福祉会)2,376円(税込)
マングローブの成長過程を、美しい石垣島の背景とともに紹介。
「生態系」や「熱帯」など、小さな子には難しい言葉も登場しますが、その解説がついているので安心です。
また、「マング」「グローブ」の意味なども教えてくれるので、ママやパパにも興味深いことでしょう。
未就学児には、美しい風景と動植物の鑑賞をメインに、小学生以上には環境の話なども盛り込みながら読んであげると、自然への関心を育めそうですね。
自然科学系の紙芝居は、いつもの読み聞かせには飽きてしまった子どもの興味を引くことができます。また、顔や模様からその動物などの名前を考えていくことは、観察力や思考力を高めるためにも役立つはず。
さまざまな作品にふれることで、子どもの能力を引き出してあげたいですね。
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