連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
永遠のベストセラー! 20年以上売れ続ける名作絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第3回
スイミー 小さなかしこいさかなのはなし
作:レオ・レオニ/訳:谷川 俊太郎/出版社:好学社
「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」(絵本ナビ紹介ページ)
兄弟たちはみんな赤いのに自分だけ真っ黒のスイミー。ある日兄弟の魚たちはみな大きなマグロに飲み込まれてしまいます。逃げたスイミーは海の中にいるいろんな生き物と出会いながら、自分とそっくりな赤い魚を見つけて…。学校の教科書で読んだことのあるこちらは「1人ではできなくても、みんなとならできる」と力強く勇気づけてくれる名作。「虹色のゼリーのような」「ドロップみたいな岩から」といった表現も想像力をかきたててくれますね。
おおきな木
作・絵:シェル・シルヴァスタイン/訳:村上 春樹/出版社:あすなろ書房
「おおきな木」(絵本ナビ紹介ページ)
少年のそばにはいつでも木があった。木は見返りを求めない、惜しみない愛情を少年に与え続ける…。シンプルな言葉、シンプルなストーリーは読み手によってさまざまな感情を呼び起こします。リンゴの木に自分を重ね、わが子に無償の愛を与え続ける幸せを感じるのか。少年に自分を重ね、甘えてばかりだった親にしてやれたことはあるのかと自問自答するのか。「与える」ことの意味を、静かにやさしく語りかける名作絵本。
誰しも読んだことのある一冊があるはず。読み返し、あのころとは違った感じ方をする人も多いようです。
ぜひ、親子で不朽の名作を楽しんでみてくださいね。
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