連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
6月は父の日! 「大好きを伝える」父と子の愛情絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第7回
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ママと比べてパパが子どもたちとふれあう時間はそう多くない、というご家庭も多いのではないでしょうか。仕事が忙しいときこそ、一緒にいる時間は大切にしたいものですよね。そこで今回は、父と子のふれあいをテーマにした絵本を集めてみました。過ごす時間が短くても、子どもはパパからの愛情をきちんと受け取っています。この絵本を読めば今以上にパパのことが大好きになるかもしれませんね。
うちのパパは ウルトライックメン
作:きむら ゆういち/絵:にしうち としお/出版社:小学館
「うちのパパは ウルトライックメン」
うちのパパはなにかに似ている。もしかして、パパはウルトラマン!? いつでも一生けんめいなパパは「ウルトライックメン」として今日も地球… ではなく、ぼくたち家族を守ってくれています。家族のみんなが熱を出してしまったときもパパはずっと看病して、バイキンたちと戦ってくれました。ウルトラマンじゃないけれど、子どもにとってパパは誰よりもかっこいいヒーロー! 「いつもありがとう」をいいたくなる絵本です。
みてろよ!父ちゃん!!
作:くすのき しげのり/絵:小泉 るみ子/出版社:文溪堂
「みてろよ!父ちゃん!!」
今度の運動会は活躍できる気がする。だから父ちゃんに見にきてほしい。でも棟梁のお父さんは仕事で見にいくことができません。やるせない、くやしい、どうして? いじけるアキヨシでしたが、運動会の前日にテントを点検するお父さんの姿を見て、気づくものがありました。
もやもやをバネに「みてろよ!」と走るパワーにかえたアキヨシ。父と子の絆を感じられる一冊です。
えいっ
作:三木 卓/絵:高畠 純/出版社:理論社
「えいっ」
ポップコーンを買いにまちへとやってきた、くまの親子。お父さんが赤い信号にむかってステッキをふりあげ「えいっ」というと、なんと信号が青に! ほかにも信号が黄色になったり、空に星が出たり…。お父さんのステッキは魔法の杖みたいです。でもくまの子はそのからくりに気づきます。そしてお父さんにむかって「ぼくのいちばんすきなひとをだすよ」と玄関のベルをならして…。なんともほのぼのとした親と子のストーリー。
お父さんのオシャレな洋服にも注目してみてくださいね。