コミックエッセイ:下請けパパ日記~家庭に仕事に大興奮~
子どもの機嫌は予測不可能!! ピンチに大はしゃぎする息子【下請けパパ日記~家庭に仕事に大興奮~ Vol.19】
保育園の帰り支度、息子はいつも必ず担任のT先生とタッチして帰る。息子が見つけた保育園での楽しみの一つ。友達にはまだまだ照れがあるようだけど、先生にはかなり気を許している。
そんなある日、いつものように息子を迎えに行くとT先生は早退されていた。息子はそれに納得出来ず、「T先生にタッチしたい!」と泣きながら玄関で座り込んでしまった。
何人もの先生が僕等の前を通り過ぎて、その度に「どうしたの〜」と優しく息子に声を掛けてくれた。
事情を話すとやはり先生達も「T先生はもう電車の中かな〜」と駄目押し…。息子は片足だけ靴を履いて力尽きてしまった。
「そろそろ帰りましょうよ〜」と僕は敬語でご機嫌を伺うが「T先生とタッチ」とお決まりのフレーズが帰って来るだけの平行線。
そこにまたさっき声を掛けてくれた先生が登場。「今すぐ追いかけたら先生いるかも!」と空気が一変する助言をくれた。息子もやる気になって「靴はかせて!」と嬉しそうに立ち上がった。
内心で「自分ではかへんのかい!」とズッコケつつ靴を履かせてようやく扉を開けて玄関を出た。そこからは近くに居るはずのないT先生を探す旅が始まる予定だった。
さて、どうはぐらかして帰るかと悩んでいるところに背後から息子の名前を呼ぶ声がした。
「おーい!おーい!」オートロックの玄関扉の向こう側から女の子がバイバイしている。息子に「あの子、すんごい手を振ってくれてるよ」と言っても素知らぬ顔で「階段ジャーンプ!」と飛び出して行ってしまった。代わりに僕がバイバイしてその場を後にした。
自転車まで移動すると「歩いて行く!」と言い出した息子。ここは逆らわずしばらく歩かせることにした。
その帰り道、息子は突然オシッコを漏らしてしまった。その場で着替えさせようとズボンを脱がせていると、玄関でバイバイしてくれたHちゃんがタイミング悪く追いついてきてしまった。
「最悪だ…」息子も恥ずかしいに違いない。とにかく急いで着替えさせようと思ってズボンを下ろすと「見て見て!」と息子が嬉しそうにパンツを取り上げた。するとパンツのオシッコで濡れた股間部分にキャラクターの泣いている顔が浮かび上がっている。そう言えば息子のパンツにはお漏らしチェック機能があって、濡れるとキャラクターが浮かび上がるということを思い出した。
「早くお母さんにも見せたい〜!」と大はしゃぎする息子はその勢いでHちゃんとハイタッチした。
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