© Africa Studio - Fotolia.com
子どもの夏休み。宿題で親子ともに悩んでしまうのが「
自由研究」ではないでしょうか。自由であるがゆえ、なにをテーマにするか考えてしまうのは今も昔も同じ…。そこで今回おすすめするのが「資格取得までの体験記録」。
資格を知ったキッカケやその内容、自分がした勉強法などをまとめて発表できますし、子ども自身も新たな知識を身につけることができます。夏休みの間に試験が受けられるものに限定して、紹介していきましょう!
■在宅受験が可能! 手指の動きで伝えられる発見「手話技能検定」
手話は、手や指などを使った動作をともなう視覚言語です。「
手話技能検定」は手話の技能をはかる試験で、おもに手話を習っている人や手話を使う仕事をしている人に役立ちます。
小学生におすすめなのは最も簡単な7級(受験料1,750円)です。
6級以上は年3回おこなわれる会場での受験となりますが、7級だけは在宅受験が可能。合格基準は指文字の基本形(50音)を覚えてゆっくり表現、あるいは読みとりができること。
試験では指文字のイラストが描かれており「なにを示しているのか」を解答用紙に記入します。学習期間の目安は8時間ほどなので、早めに取り組めばそう難しくありません。
80点以上が合格で、希望すれば合格級のピンバッチ(有料)がもらえます。勉強することで、言葉をかわさず手や指の動きで気持ちを伝えられる、という発見があるのもいいですね。
■ネット社会に役立つ「インターネット ルール&マナー検定」
ネット社会といわれるこのご時世、子どもたちに伝えるべきルールのひとつがネット利用に関するものです。「
インターネット ルール&マナー検定」はネット上でのルールやマナーの知識を客観的にはかり、正しい関わり方を学べるようにした検定です。
小学4年生以上の児童、中学生、高校生の生徒、保護者、教員を主な対象としていますが級などのレベル分けはありません。WEB上から無料でうけることができ、不正解の問題はくわしい解説を読むことができるので、ネットの安全な利用法をしっかり理解することができます。
「こどもばん」の受検者数は18万人を超えており、中学生が授業で受検している例も多くあるよう。欲しい人には合格証(有料)を発行することもできます。親子で一緒に受ければ理解もいっそう深まりそうです。