連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
この夏克服したい! 苦手なおばけを楽しく読める個性的な絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第14回
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夏の風物詩といわれて思い浮かぶもののひとつに「怖い話」があります。話にでてくるお化けの存在は子どもにとっても不気味で、思い出したくないものだったりしますよね。でも、なかには人を驚かせるのが好きなわんぱくお化けや、人と仲良くしたいだけの陽気なお化けもいるようです。今回は苦手なお化けがいつの間にか好きになる、楽しいお化け絵本をご紹介しましょう。
■角野栄子のちいさなどうわたち1
作:角野 栄子/絵:佐々木 洋子/出版社:ポプラ社
「角野栄子のちいさなどうわたち1」
主人公はお化けのアッチ、コッチ、ソッチ。お化けというと怖がられる存在ですが、この絵本に登場するお化けはみんなから愛される人気者です。小さくて愛らしい3匹(?)がおりなすクスッと笑えるお話なら「怖いお化けは嫌い!」というお子さんも怖がらずに楽しめるはず。字も大きく見やすいため「絵本から童話への架け橋になる」といったママからの口コミも寄せられています。
■おばけのはなし 1
文:寺村 輝夫/画家:ヒサクニヒコ/出版社:あかね書房
「おばけのはなし 1」
「のっぺらぼう」「ひとつ目こぞう」「ばいろんばけもの」「ばけものたいじ」「ばけねこおどり」など、9つのお話が1冊で楽しめるこちらは挿し絵入りで臨場感もたっぷり。「お化けは苦手だけど、この絵本はなぜか好き」というお子さんもおり、どの話がいちばん好きかを親子でいいあうのも盛り上がりそうです。お話に慣れれば「今日はどれがいい?」と寝る前の読み聞かせ用絵本にしてもいいですね。