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男子はなぜか、小学校高学年になってもいろいろなものを拾ってきます。石や木の棒にはじまり、いまの季節はどんぐりや落ち葉なんかも定番ですね。ママにとっては不用品だけど、彼らにはなぜか大切な宝物らしい…。捨てるに捨てられないこうしたものを、ママたちはどう処理しているのでしょうか?
■男子のコレクター癖を尊重? 「すぐには捨てない派」
ただの木の棒でも、男子にとっては何か光るものを感じたのでしょう。それを「ゴミ」として片づけずに、上手に処分する方法とは?
●「木の枝とか、明らかにゴミのようなものでも、危険・腐敗などの心配がなければ
とりあえず保管してあげます。ただしダンボールを用意して、
一定の量を超えたら捨てる、1個拾ったら何かを捨てるなどのルールを作っています」(35歳・小学1年生のママ)
●「庭には息子が拾ってきた石がズラリ。かなり邪魔だけど、毎日数えて
チェックしているので勝手に処分はできず…。そこで、
どうして拾ってきたのか話を聞くことにしました。
『かっこよかった』『持ち心地がいい』などの理由はあるのですが、これをどうしたいか聞くと『わからない』とのこと。それならいらないよね、といって納得させました。それでもまた拾ってきてしまうのですが…」(42歳・小学6年生のママ)
●「うちの子はとにかく
拾うことで満足するタイプ。だけど、目の前で捨てると怒るので、学校へ行っている間に少しずつ
こっそり捨てています。全然気づいていないから、モノに執着しないみたい」(38歳・小学3年生のママ)
男子という生きものは、小さなころから
コレクター癖があるのかもしれません。ただ、集めるだけで満足することもあるので、その場合はうまく処分できそうです。
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■工作したり写真を撮ったり、「思い出を残す派」
最終的には捨ててしまっても、納得してもらうためには何か形に残しておくという方法もあります。
●「拾ってきたどんぐりや枝で
リースを作ります。
ちょっと飾ったら処分しちゃうけど、自分が拾ったもので何かを作れることがうれしいみたいで、満足しているようです」(40歳・小学3年生のママ)
●「拾ったものを撮影して
アルバムを作っています。棒とか石とかしか写ってないからシュールだけど、写真に残すことで処分されても泣かなくなりました」(41歳・小学2年生のママ)
拾ったもので工作をすれば、思い出が作れそうですね。ただ捨てるだけではない、すてきなアイデアです。
■拾ってくるのは仕方ない!? 「もうあきらめている派」
ダメといっても改善されることはなく、あきらめてしまうママたちも…。
●「
夫が木の棒を拾ってくることがあります。散歩の途中ならまだしも、会社からの帰り道に…。男はいくつになっても何かを拾いたがるという習性はなおらないものなのでしょうか。もうあきらめています」(42歳・小学1年生のママ)
●「何度言っても聞かないのであきらめていますが、
拾ってもOKなものや場所などを教えています。
何が落ちているかわからないし、
危険なものを拾ってもこわいから」(41歳・小学2年生のママ)
木の棒や石ならまだ安心できますが、公園には除草剤などがかかった場所などもあります。危ないところへ近づかないように教えると同時に、不審物に触れないように指導しておきましょう。
大人になっても木の棒を拾ってくることもあるほど、男子の
拾い癖はなおらないものなのかもしれません。ママにとっては困りますが、適度に処分しつつ、危険がなければそっと見守ってあげましょう。
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