コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「保育園問題!働きたい母の切実な保育園探しの体験談」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.48
子育て中のお父さん、お母さん、こんにちは。来年度の保育園入園書類はもう提出しましたか?
世の中にはいろんな家庭があるけれど、専業主婦の方もいれば、共働き夫婦だっているわけで、それぞれの家庭でお父さん、お母さん、どちらかは必ずや仕事を持っていることでしょう。
会社勤めの人、自営業の人、アルバイトやパートさん、さまざまな仕事を頑張っているお父さん、お母さんがいるからこそ、子どもはすくすく育っている。
そういうわが家は共働き。夫は銀行員だったけれど、子どもが生まれてすぐに脱サラ。今は古民家を利用したカフェ&イベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」の運営を仕事にしている。
一方、わたしはイラストレーターの仕事を軸に、夫と一緒にイベントの企画も受け持ち、どうにかここまで夫婦で仕事をしてきた。
これまでは育児をしながらの仕事だったので、授乳しながら絵を書いたり、おんぶしたり、抱っこしながらイベントを実施したりしてきたけれど、それももう限界。
おかっぱちゃんもリアルに白目を向きそうなところまでやってきた。
息子が歩けるようになった今、家の中で育児と仕事を同時に進めるのは難しい。
締め切りがあるような仕事は息子を寝かしつけてからやるしかない。目の下のクマもなかなか取れない。時間の取り合いで私たち夫婦は、よく喧嘩をするようになった。
こんなに忙しいのには理由がある。夫の仕事が軌道に乗ってきた証拠だ。喜ばしいことだけれど、働く上でバランスが難しくなってきた。彼も働きたいし、わたしも働きたい。
子どもができたって、仕事を辞めようとは思わない。今辞めてしまっては、わたしが今まで続けてきた仕事のキャリアはどうなる。
フリーランスこそ、仕事を休んだりするのは難しい。有給休暇もないのだから、やったらやった分しかもらえないのだ。
息子の将来のためにも、少しずつでもいいから蓄えていきたいし、成長とともにきっとお金もかかるようになる。働き盛りの今、わたしたちが働けなくてどうする。
仕事を続けるために、選んだ道。それは息子を保育園に預けることだった。こんなに可愛い時期を一緒に過ごすことのできない歯がゆさもありながら、私たちは決断した。
「入園申し込みをしよう!」
しかしながら、わたしたちが暮らす東京は待機児童問題でニュースになるほど、0歳から2歳児の保育園入園がとても難しい。