1歳半を過ぎ、イヤイヤ期から目を背けられなくなりつつあるわが家の次男。まだまだ言葉は「っこ(抱っこ)」「シィ(おいしい)」など1文字に全意味を込めてる方が多いのですが、「ヤ・ダ!!」だけはやたらキッパリ言えるようになってきました…。
というわけで、今回は、長男がイヤイヤ期だった2歳ごろのある出来事を描いてみようと思います。
■長男のイヤイヤ期、対応に困ったある日の出来事ある日の出来事
長男、魔のイヤイヤ期。
きっかけは思い出せないほど些細なことでしたが、スーパーでの買い物中、何かが気に入らず駄々をこねて泣き出した長男。
なだめてもすかしてもイヤイヤイヤで、もうどうにもならずひとまず店外へ連れ出しました。
「ねぇ、暗くなっちゃうからそろそろ帰ろ?」と声をかけても、「イヤダッタノ」、「ヤダノ!!」と抵抗する長男。
帰ろうにも、自転車に乗るのもイヤ。歩くのもイヤ。
本人も何がイヤなのか、もはやわかっていないよう…。
なんだかワタシも疲れ果てて、お店の外のベンチに座らせて長男の泣き顔を見て途方にくれていた、その時。
すぐ隣に座っていたおばあちゃんから差し出されたアメ玉。
どんなに言い聞かせても泣き止まなかった長男が、そのアメ玉と、知らないおばあちゃんの優しい声かけ、たったそれだけでピタリと泣き止んだのを見て、
当時のワタシは、正直「イラッ!」としてしまいました。
なぜかというと…。
■ルールに「育児は~でなくてはならない」と縛られ自らを追いつめたイヤイヤ期の育児
「アメなんてまだ食べさせてないし」
「知らない人から物をもらうのを許してはいけない」
「物で釣るようなクセをつけたくない」etc…
もっともらしい理由がいろいろ頭に浮かんでいましたが、要するに、
自分がこんなに頑張って育児してるのに「あなたじゃダメ」と言われたような気分に勝手になってムッとしただけなんだろうなと思います。
しかし、おばあちゃんは…。
「いいのよ、大丈夫よ。泣きたい時もあるわよねぇ。でもお母さんが困っちゃうから、コレを食べてゴキゲン直して。ネ」
と語りかけると、すっと立ち上がって行ってしまわれました。
あの時のこと、今なら素直に「助かった〜!!」と思って笑顔でお礼が言えると思います(食べさせはしませんが)。
でもあの頃のワタシは、慣れない子育てとイヤイヤ期の次男への対応にに必死すぎて、ピリピリしていたんでしょうね。
何もかもに
「育児は〜でなくてはならない」と自分で決めたルールに縛られていたし、子連れに厳しい街の声も聞くにつけ、
店内や交通機関で騒いだり泣いたりすると心臓がバクバクして焦っていました。
「よそ様に迷惑をかけてはいけない」
「『イマドキのママは子育てがなってない』と白い目で見られないように」
など、1人勝手に鋼の鎧に身を包んでいたような気さえします。
思い返せば、その時のおばあちゃんは、長男を通す形で、そんなギスギスしたワタシへのさりげないアドバイスをしてくれたのかもしれないな、と思います。
たしかに、イヤイヤ期はしつけの良し悪しに関係なく、否応なくやって来るもので。むしろ必要かつ正常な発達なわけで。
そんなイヤイヤ期のやり過ごし方を模索するうちに、ワタシが出した答えは、
■イヤイヤ期の対処法。ワタシの場合
子どもの方が何が何だか分からなくてキーキー言っているのだから、
親はゆったり構えてまず受け止める…。それ以外に、イヤイヤ期をかわす方法なんてないんですもんね。
たまにはお菓子もいいじゃない(←この場合は持っているだけでキゲンが治ったんだし)。
無理に泣き止ませようとしないでじっくり待ってあげてもいいじゃない。
そういう緩さを持たないと、親の方がパンクしちゃうよ。
そう忠告してくれたのかもしれないなぁ。
と、思い返して次男の(たぶんキョーレツ)イヤイヤ期に関しては、どーんと受けて立とう! と気持ちを新たにしたのでした。←とか言いつつ結構ドキドキしている。
脱イライラ…「イヤイヤ期」を乗り切ろう!