「わが子は全員かわいい」はウソ? 兄弟間でえこひいきしてしまう自分がつらい…
■子どものえこひいきは、愛情の電池切れサイン
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もう一つ大事なことがあります。それは、罪悪感を持ちながらも特定な子どもばかりをかわいがってしまうときは、えてしてママ自身が
「愛情の電池切れ状態」になっていることが多いということ。
子どもにとって、ママはいろいろな意味で
「絶対」です。あなたに勝つことはありませんし、あなたが思い通りに振る舞ってもすべて受け入れてくれる存在です。あなたを気にかけて顔色をうかがったり、甘え上手で頼ってくる子ばかりかわいいと感じるのは、自分自身が子どもから
愛情を得ようとしているからかもしれません。
ママのそういった行動でかわいがられる子どもは、必要以上に他人を気遣う
小さな親タイプにならざるを得なかったり、逆に自分で何もしようとしない
王子様・お姫様タイプになってしまいます。いずれも、大きくなってから人間関係をうまく築けなくなる可能性が残ります。
一方、かわいがってもらえないほうの子どもはさみしさや
劣等感を抱えることに。
どちらの子どもにとっても良いことはありません。
もし、子どもに優劣をつけたり、えこひいきするような行動で、愛情を得ようとしていると感じたら、すぐに自分自身をいたわり、愛情を注いであげることが大事。次の3つを試してみましょう。
1.信頼できる人に自分の「満たされていない気持ち」を
聞いてもらうこと。夫や家族、親友など、あなたのことを丸ごと理解してくれている人に話しましょう。誰にも相談できない場合は、心理カウンセリングを活用するのも一つの手です。
2.
他人に触ってもらうことで、大切に扱われている感覚を得るのもおすすめ。エステやヘッドスパ、マッサージに行ってのんびりしましょう。
3.
何もしないのも効果があります。たまには家事も休んでひたすらベッドの中で過ごすのもOKです。
自分の愛情電池が満たされてくれば、(相性はあったとしても)特定の子どもに肩入れする気持ちは、
自然とコントロールできるようになってきます。「長女につらくあたっているかも…」「いつも次男に厳しく言ってしまう」などと不安を感じたら、ぜひお試しください。
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