ママのストレスも軽減、ご近所力を身につけることの大切さ
いくら親が子どもに「約束は守ろうね」とか「ズルをするのはいけないよ」なんて教えても、実際に親自身が近所の掃除当番をサボったり、面倒くさい役員を人に押しつけたりしていれば、子どもはそれをマネして約束を破ったり、ズルイことをしたりするようになるのね。
口では「きちんとあいさつをしなさい」なんて言いながら、親自身がご近所さんにあいさつをしないのでは話になりません。
公共道徳を教えるうえでも、ご近所づきあいというのは大切です。
何よりも人間というのは、口をきいたこともない見知らぬ人が近所に住んでいると、どんどん後ろ向きなことを考えるようになってしまいますからね。
子どもの泣き声だって、顔見知りで遊んだことのある赤ちゃんの声なら「あら、あら。また泣いているのね」と、ほほえましく思えるけれど、顔を合わせてもロクにあいさつもしない親や、非常識な親の子どもだと思うと、「うるさいわね。いつまで泣かせているのよ」となりがちなのが人間なんです。
確かにご近所づきあいというのは面倒くさいものだし、あまりにも密着しすぎるのは、かえってトラブルの元にもなりかねませんが、やっぱり顔が見えるおつきあいというのは大人たちにとっても、子どもたちにとっても大事なことなのよ。
気持ちのいい関係を地域の人たちと結んでいく努力をすることは、あなた自身や、あなたの家族の人生を豊かにしてくれるということを忘れないでいてほしいと思いますね。
1年グラフ付【2018年~2019年/恋愛・結婚・仕事・財・転機】新宿の母