しばらく見守ってみて! きょうだいゲンカは生き方を学ぶ場
「きょうだいゲンカが激しくて…」。こう嘆くお母さん、多いですよね。
特に、男の子同士だと寄ると触るとケンカがはじまり、1日にいったい何回ケンカするのやら…という家庭もあります。
いくら親だって、これではウンザリさせられますよね。イライラしてしまう気持ちも、よくわかります。
© ulkas - stock.adobe.com
でもね、きょうだいゲンカは子どもが成長するうえで大事なことなんです。
つまり、ふたりは「いい経験」をしている最中なのよ。
むしろ、まったくきょうだいゲンカをしない子どものほうが問題よ。
自分の気持ちを表に出さず、内にため込んでいる証拠ですからね。
きょうだいゲンカで自分を出せる子どものほうが、ずっと健康的。
本来、子どもはケンカするものなんです。
親は見守ることが大切。ギリギリまで口出ししないことね。
とはいうものの、放っておけばいい、ということではありませんよ。
親としてやるべきことがあります。
ふたりの言い分を公平に聞き、共感してあげること。
ケンカには必ず原因がありますよね。
たとえば、お兄ちゃんのカバンを弟が触ったことが原因だとしましょう。
親にしてみれば何でもないことなので、上の子には「それくらいいいじゃないの」とか「お兄ちゃんでしょ!」なんて言いがちです。
下の子にも「人のカバンに触るんじゃないの!」など、つい否定してしまいますよね。