連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
危険生物、偉人がまるわかり! 好奇心のスイッチを押す図鑑【親子で楽しむ絵本の時間】 第27回
■小学館の図鑑 NEO 危険生物 DVDつき
指導・執筆:塩見 一雄、山内 健生、森 哲、成島 悦雄、小野 展嗣/出版社:小学館
「小学館の図鑑 NEO 危険生物 DVDつき」
口を開けて迫りくるサメの写真が印象的なこちらの図鑑は750種類の危険生物を「正しく怖がる」というのがコンセプト。人間にとって「何が危険なのか」にスポットをあてているので、「怖い」という感情に「大けがをする」「毒で刺す」「吸血する」「食中毒を引き起こすなど」など、恐怖の根拠となる知識を上乗せすることができます。内容が少し難しいというお子さんも、付属のDVD(60分)で分かりやすく説明されているので安心。「怖い!」といいながら次々とページをめくり、ハマってしまうお子さんも多いよう。怖がり屋さんでも何度も見るうちに恐怖より好奇心が勝っていくかもしれませんね。
■くふうの図鑑 (小学館の子ども図鑑 プレNEO)
監:鎌田和宏/出版社:小学館
「くふうの図鑑 (小学館の子ども図鑑 プレNEO)」
ものがなくても工夫しだいでいろんなことができる…。この図鑑では暮らしのなかや、いざいというときに役立つ工夫が、これでもかとつまっています。たとえばハサミがなくても紙を切ることができる、物差しがなくても長さをはかることができるといったものから、忘れ物をしない工夫、早く数を数える工夫など学校で役立つ工夫も満載。被災地を取材して集められたという「いざというとき」の工夫も子どもが理解しやすいよう、分かりやすい図で説明されています。応用する力が養われ、突き詰めれば「生き抜く力」を身に付けることにもつながるかもしれませんね。
■小学館の図鑑 NEO+プラス [新版]くらべる図鑑
監修・指導:加藤 由子、林 一彦、冨田 幸光、渡部 潤一、室木 忠雄/出版社:小学館
「小学館の図鑑 NEO+プラス [新版]くらべる図鑑」
シリーズ累計120万部を超え、「革命的」と絶賛された『くらべる図鑑』が「新版」として生まれ変わりました。世界最大、最小、最速といった最新情報、話題の生き物など新しい項目に加え、さらに分かりやすく進化した「比べる」視点が知識に実感を与えてくれます。「ジャンルを超えていろんなものを比べることで、頭のなかで整理されて分かってくるものがある」とママやパパからも高評価。ひとつのものや事象は、単体で見ると分かりづらいときがありますよね。比較という方法をとることで興奮や感動がわきあがり、より深く理解できるようになる。そのことを教えてくれる、良作学習図鑑といえそうです。
いかがでしたか? 驚きと発見に満ちた風変わりな図鑑シリーズをご紹介しました。読めばきっと「これ、知ってる?」と誰かに教えてあげたくなってくるかもしれませんね。
小学1年生の息子に、おやつを使って算数の問題を出してみたら……かわいらしい結末に!【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.77】