幼稚園児の習い事にかける必要費用は? ママ達の習い事事情
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子どもたちの習い事についての考え方は、各家庭によって異なります。するかしないか、いくらかけるか、何を選ぶか、いくつ通うのかなど、習い事には多くの選択肢がつきまといます。
今回はママたちが子どもの習い事についてどのように考え行動しているのか、対象を幼児に絞って調べてみました。
■幼児の習い事にかける費用は減少!?
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「ベネッセ教育総合研究所」が習い事などにかける費用を調べた2017年の調査結果で、幼児について1ヶ月あたりの平均費用が8年前に比べて
約700円減っていることがわかりました。
さらに、2016年に文部科学省が行った「子供の学習費調査」の「学校外活動費」では、幼稚園に通う幼児のこれらの経費が、2006年に比べて約900円減少していました。
現在、保育園に通う子供が2006年に比べて約150万件増加しています。ですが、4~6歳の子どもについては、保育園児より幼稚園児の方が1ヶ月あたりの教育費が1000円ほど高いことがわかっています。
こうしたことを踏まえると、さらに幼児の
習い事にかける金額は減っていると考えることができそうです。
■共働き家庭の増加も習い事費用減少の原因?
なぜ幼児の習い事にかける金額が減っているのでしょうか。
●共働き家庭の増加
共働き家庭が増えたことで、平日に習い事の送迎ができない家庭が多くなっていることです。土日に習い事をしたり、習い事ができる園に通ったりするなどの工夫をしている人も多いですが、時間がない中で、できる習い事の数はどうしても少なくなりがちです。
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●幼稚園や保育園にかかる費用の増加
園にかかる費用が年々増えていることです。ベネッセ教育総合研究所によると、園にかかる1ヶ月あたりの費用について、幼稚園児では2010年から2015年にかけて、約1500円高くなっていました。
また、保育園児では約2500円増えたことがわかっています。園にかかる費用が習い事にかける費用を圧迫していると考えることができそうです。
幼児の習い事にかける費用の減少は、
時間とお金の制約があるといえそうです。