ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授

2018年4月16日 12:00
 

川原秀夫 ライター
川原秀夫

動き回る赤ちゃんやペットを可愛らしく写真に収めるのは、本当に難しいですよね。そこで、家族写真の撮影で人気があり「いつまでも飾りたい写真」「家族写真の大切さを伝えられる写真館」をテーマにしている『いりそ写真館』の後藤晋作さんにお話しを伺いました。

目次

・家族写真撮影の専門家といえば写真館
・スマホでの撮影には
ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授

家族写真撮影の専門家といえば写真館

「ペットとお子さんの撮影は、どちらも好き勝手に動くので、一般の方ですと撮影しづらいかもしれません。実際に、私たちでも、ペットとお子さんの撮影には、ちょっとしたコツが重要になってきます。」とお話しされる後藤さん。

「スタジオでの撮影は、ペットや赤ちゃんにとって初めての異空間。犬など嗅覚が優れているペットの場合、いろいろな臭い、しかも初めての臭いなので大きな緊張を強いられてしまいます。」

最近では、スタジオ撮影以外にも、外でのスナップにも積極的に対応する写真館が増えてきたようです。今回は、後藤さんに公園や河川敷など外での撮影方法やテクニックをお伺いしました。

ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授
ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授

■撮影テクその1:スタートとゴールを決める

子どもと犬の撮影方法として用いる基本テクの1つに、お子さんに「向こうの木まで一緒にかけっこしようか?」と、スタート地点とゴール地点を決めて動く範囲を線引をする、という方法があります。木のスタートラインから、子どもと犬がカメラに向かって走ってくるところを狙って撮影するので、ピントが合いやすく、フレームにも入れやすいのでおすすめの方法です。

この場合は、望遠レンズで遠くから撮影するとよいでしょう。ファインダーや液晶画面でフレーム内に、子どもや犬といった被写体をしっかりと入れることが重要です。オートフォーカスモードは、こちらに向かって走ってくる撮影に向いています。逆に広角レンズは、子どもと犬がグッと寄ったシチュエーションに向いています。

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場所を決めて「ヨーイドン!」



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■撮影テクその2:飽きさせない!

子どもと犬を可愛く撮影するうえで重要なポイントは、「飽きさせない」こと。

子どもも犬も、基本的に撮影には興味がないので、すぐに飽きてしまいます。そこで必要になってくるのは、彼らがお気にいりの「おやつ」です。

お子さんの顔の近くにペットのおやつを持っていけば自然な触れ合いのカットが撮影できます。お子さんにペットのおやつを持たせることで、子どもがペットと一緒に仲良く遊ぶ自然で愛らしいシーンを再現することができます。カメラ目線にしたい場合はカメラの近くで音のなるおもちゃをうまく使います。

ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授
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■撮影テクその3:光を上手く使う

日差しが強いときに被写体が太陽を背にすると、陰ができて暗くなりがちです。その際にはストロボを使いましょう。影を抑え、自然な感じに仕上がります。

ストロボがないときには、白いタオルを顔の近くでレフ版のように使うことで影を抑えられます。同時にカメラ側でも、被写体が明るめになるように設定(絞りをあける、シャッターを遅くする)して調整するとよいでしょう。

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屋外の撮影でストロボを使用



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■撮影テクその4:シャッタースピード

子どもも犬もとにかく元気に動くので、シャッタースピードを調整できるカメラであれば、早めのシャッタースピードを選択するとよいでしょう。

状況にもよりますが1/320~1/500位だと走っている足は適度にブレが生じて見えるので躍動感を表現でき、顔などブレさせたくない部分は静止した写真にすることができます。

1/500より早いシャッタースピード(500より数値の大きい)だと、 全体にカッチリ静止した写真になります。早いシャッタースピードの場合、短い時間を切り取るので、動いているものを停止させたように撮影することができます。

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■撮影テクその5:絞り

絞りは「F+数字」で表されます。絞りはピントの合って見える距離範囲で、番号が小さいとピントのあう幅が狭くなり、その分、背景をぼかすなどの処理ができます。この数字が大きくなるとピントの合う幅が広がり、手前から背景まで広くピントがあった写真を撮影できます。

絞りを小さい数字にするとピントの合う幅が狭くなるので、馴れていない場合は、絞りは絞った方(数値の大きい方)がピントが合いやすくなります。今回の撮影時はf8まで絞っています。

シャッターと絞りの調整が想定範囲をこえてしまいそうな時は、ISO感度で調整してください。感度が高くなる(数値が大きく)と画質がザラッとします。逆に、感度を低く(数値を小さく)すると、密な感じの画質になるということを覚えておくとよいでしょう。

レンズは、一般的に動きのあるものは望遠レンズのほうが、動きの少ない撮影は広角レンズが使いやすいです。

ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授

スマホでの撮影には

スマートフォンで撮影する際には、望遠よりは広角(カメラアプリを起動すると初期状態で広角になっている)での撮影が有効です。スマホのフォーカス(ピント調節)の性能は一眼レフに比べて弱くなります。なので、スマホでは近距離の方がうまく撮影できる傾向にあります。

スマホは、一眼レフに比べてレンズの焦点距離が短いため、レンズの特性上ピントのあう範囲が広くなっています。なので、オートフォーカス機能は、一眼レフに比べて簡易な設定になっています。それに対して一眼レフ(ミラーレス含む)は、レンズの焦点距離や開放f値によってピントの合う範囲が大きく変わるので、その分しっかりとピントを合わせる必要があります。

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以上の点を参考に、子ども、赤ちゃん、ペットの撮影を楽しんでください。今回、お話しをお伺いしました『いりそ写真館』では、等身大アルバムという、赤ちゃんやペットを撮影時のサイズでお見せするサービスがあります。あの頃は、こんなに小さかったんだと実感できる写真の一つになりますね。

ペットや赤ちゃんの撮影って難しい! 可愛く撮るコツをプロが伝授

いりそ写真館の等身大アルバム



『いりそ写真館』後藤晋作さん
後藤晋作 /いりそ写真館

写真家、藤原義浩に師事。「一家のホームフォトグラファーに」をコンセプトとして1組1組のお客様に寄り添った写真館をめざし1日5組限定のプライベートフォトスタジオいりそ写真館2代目社長となる。写真団体PGCでは富士フイルム主催の「5万人の写真展」と共催でphoto is「家族の絆」展運営室長を務める。


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