だけど、それを乗り越えたとき、ひと皮向けて大きく成長することができるのね。失敗の経験を積み重ねることで、強さが身についていくのが人間なんです。
親が過保護に育てて何でも先回りすることは、その子の力を奪うことになるのよ。失敗の少ない子どもは成長する機会を逃すことになり、判断力もなかなか身につきません。
言われたことだけをやる、または言われなければ何もやらない無気力な子どもになってしまうことも多いの。自分で考えて行動できないため、自立心も芽生えないんです。
ちょっとしたことで傷ついたり、何でも人のせいにする、精神的に弱い子どもになってしまうことも。
失敗という財産を子どもから奪わないでほしいのよ。
過保護に育てるというのは、ある意味とってもラクです。子どもの失敗を遠くで見守り、手を出したいのをグッとガマンするほうが、親にとっては大変ですからね。
でも、子どもが自分の足でしっかり生きていけるようにするのが親の役目。小さいうちに、たくさん失敗させてあげることも大事ですよ。
この先、仕事とどのように接していくべき? 現状の悩み/飛躍のとき