夏休み知育イベント情報【アート編】子どもの感性を磨く!
■人気番組『デザインあ』と『びじゅチューン』の展覧会
NHK Eテレで放送中の番組の作品が楽しめる展示を2つご紹介します。
●企画展「デザインあ展 in TOKYO」(日本科学未来館)
企画展「デザインあ展 in TOKYO」(日本科学未来館)
NHK Eテレで放送中の『デザインあ』は、私たちの身の回りに当たり前に存在しているモノを、「デザイン」の視点から徹底的に見つめなおし、斬新な映像手法と音楽で表現する番組。子どもたちに、「デザインの面白さ」を伝え、「デザイン的な視点と感性」を育む一歩を目指して、制作されています。
観察のへや ©SATOSHI ASAKAWA(企画展「デザインあ展 in TOKYO」)
その『デザインあ』の世界を体感できる企画展が、日本科学未来館で開催。「観察のへや」、「体感のへや」、「概念のへや」という3つの部屋に分かれ、さまざまな作品と触れ合うことができます。
そのうち、「観察のへや」にある作品「梅干しのきもち」は、お弁当に見立てた大きな箱にある穴に顔を入れることで、梅干しの気持ちを想像してもらおうというもの。また「体感のへや」では、番組オリジナルソングなどの音楽とぴったりとシンクロする4種の映像が順に展示室の4つの壁面いっぱいに映し出され、360度映像と音に囲まれます。
「梅干しのきもち」 パーフェクトロン ©SATOSHI ASAKAWA(企画展「デザインあ展 in TOKYO」)
実際にアートと直接触れ合うことで感性が刺激されそうですよね。
企画展「デザインあ展 in TOKYO」
会場:日本科学未来館
会期: 7月19日(木)~10月18日(木)
入場料: 大人(19歳以上)1,600円、中人(小学生~18歳以下)1,000円、小人(3歳~小学生未満)500円、2歳以下無料
公式サイト:
企画展「デザインあ展 in TOKYO」
●トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館(東京国立博物館)
同じくNHK Eテレで放送中の『びじゅチューン』とのコラボレーション展示もこの夏に開催。
『びじゅチューン』は、アーティストの井上涼さんが独特のセンスで世界の美術作品を解釈し、すべて自作の歌とアニメで紹介する番組。難しい美術作品をわかりやすく解説するとともに、解釈の仕方は人それぞれ自由でいいのだと気づかせてくれます。
この番組の企画展示「トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館」は、東京国立博物館で開催。葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」に出てくる波をモチーフにした作品「体感! ザパーン ドプーン 北斎」では、高さ約7.5メートルの特大スクリーンに、絵の中の人物が原寸大になるように「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」を拡大映像化。
絵のなかの人物になりきってみると、大きな波が大迫力で迫る様子を想像でき、声の大きさで波がどんどん大きくなるインタラクティブな仕掛けによって、波の大きさを実感できるのだとか。
子どもにとって難しい作品も、実際に体感することで自然な理解につながることが期待できそうです。
「トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館」
会場:東京国立博物館
会期:7月24日(火)~2018年9月9日(日)
参加費:一般620円、大学生410円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上の人無料
(高校生以下および満18歳未満の人と一緒に来館した人は子ども1人につき同伴者2人までは、団体料金で観覧可能)
公式サイト:
親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館