■哺乳瓶の人気商品10選
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知名度が高く、先輩ママたちの間でも使われることの多い人気アイテムをご紹介します。
▼ピジョン 母乳相談室(桶谷式直接授乳訓練用)
乳房マッサージや母乳育児法の指導を行う「桶谷式母乳相談室」で、授乳トレーニング用に使われている哺乳瓶。母乳を直接飲む時と同じような口の形や力で吸うことが必要なため、うまく母乳が飲めない赤ちゃんなどの授乳トレーニングを目的として使われています。
大きな特徴は、ちくびが固いこと。ほかの哺乳瓶の乳首は柔らかく、飲みやすく作らているのが多いなか、ミルクを吸う力を養うために、あえて固めに作られています。また平たい形の乳首は、おっぱいを赤ちゃんが吸う時のママの乳首の形を再現したものです。
ほかの哺乳瓶は傾けるだけで自然にミルクが出るため、吸う力が弱くてもミルクが飲める設計になっています。しかし母乳相談室は、乳首の穴も小さめにして、少量しかミルクが出ないように設計されているのが特徴。そのため、哺乳瓶でもおっぱいを吸う力を養い、哺乳瓶から母乳育児への移行をスムーズにしてくれます。
乳首のサイズ:SSサイズ
乳首の穴の形:丸穴
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:160ミリリットル
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▼メデラ 母乳ボトルカーム
直接ママのおっぱいを飲んでいるのと同じ動作と感覚で、ミルクが飲める哺乳瓶。母乳を飲んでいるときと同じように、しっかりと顎や口の筋肉を使って飲むことができます。
そのため、母乳から哺乳瓶、哺乳瓶から母乳への切り替えもスムーズに行えるため、混合育児を希望しているママにはおすすめのアイテムです。乳首は1サイズのみなので、月齢毎に変える必要がなく、同じサイズとずっと使い続けられます。
ただし通常の哺乳瓶よりもパーツが多いため、洗浄・消毒の際、組み立てが少々手間かもしれません。またミルクを飲むためには、ほかの他の哺乳瓶と比べてかなり吸う力が必要なため、飲みにくいというデメリットがあります。
吸うために体力を使うため、途中で寝てしまったり、吸いにくく口からミルクがこぼれてしまったりと、慣れるまでに時間がかかるようです。
乳首のサイズ:1サイズ
乳首の穴の形:-
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:プラスチック製(ポリプロピレン)
ボトルの容量:150ミリリットル
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▼雪印ビーンスターク哺乳びん ガラス製
ビーンスターク哺乳びん 赤ちゃん思い(雪印ビーンスターク)
スマートなデザインが魅力のグッドデザイン賞&キッズデザイン賞受賞の哺乳瓶。乳首は1サイズでずっと使い続けられるため、月齢に合わせて取り換える必要がありません。さらに哺乳瓶の乳首には、母乳を飲むときのように、顎や舌の周りの筋肉を使ってミルクが飲めるのが魅力。混合育児のママにも使いやすい哺乳瓶です。
乳首の穴はクロスカットタイプなので、吸う力によって飲む量を調節できます。サイズは150ミリリットルと240ミリリットルの2種類。150ミリリットルは、新生児期や成長してからお茶や果汁を与えるときに使えます。240ミリリットルは、生後2ヶ月頃からがちょうどよい使用時期にあたります。
薬局でも取り扱っている店舗が比較的多いため、手軽に購入できる利点があります。ボトルに使用しているトライタンは、ガラスに近い透明感があり、耐久性の高い、高品質な素材を使用しているのも魅力のひとつ。
乳首のサイズ:1サイズ
乳首の穴の形:クロスカット
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:プラスチック製(トライタン)
ボトルの容量:150ミリリットル・240ミリリットル
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▼ヌーク プレミアムチョイス哺乳瓶
NUK(ヌーク)プレミアムチョイス哺乳瓶
海外メーカーの中でもダントツで人気が高いドイツ発の哺乳瓶・おしゃぶりブランド「ヌーク」の哺乳瓶。ドイツ国内の産院97%で使用されているといわれるほど、品質への信頼が高い商品です。よりおっぱいに近い感覚を再現して作られた独自の乳首は、赤ちゃんが自然に大きな口が開けられるように上あごにぴったりフィットする独特な形をしています。
吸う力が未発達な新生児でも上手にミルクが飲めるようにサポートし、赤ちゃんが嫌がらずミルクが飲めるとママの間でも評判です。ミルク穴は、上あごにあたる部分にあるため、直接のどに流れ込まず、唾液と混ざって飲み込めるため、消化を助けてくれる作用もあります。
授乳時のママのおっぱいの形を同じ、平たい形の乳首。授乳時の乳首のように柔軟に形を変え、赤ちゃんの舌などの口の中やあごの発達をサポートします。
乳首のサイズ:0~6ヶ月向け(本体付属)、6~18ヶ月向け(別売り)
乳首の穴の形:丸穴
乳首の素材:シリコンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:120ミリリットル・240ミリリットル
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▼ピジョン 母乳実感
母乳実感®哺乳びん(ピジョン)
「母乳育児を応援する哺乳びん」の表現通り、おっぱいと哺乳瓶の併用をサポートしてくれる哺乳瓶です。
大きな特徴は、「赤ちゃんがママのおっぱいを飲む口の動きを60年に渡って研究し作られた」という乳首。赤ちゃんがおっぱいを吸着し、舌の動きで母乳を絞り出して飲み込むという母乳を飲む時の一連の口の動きをアシストしてくれます。
そのため母乳実感の乳首は、吸着しやすく、舌で母乳を絞り出しやすいように柔らかく肉厚なのが特徴。さらに適切な量を口に含み、むせないように設計されています。
産院でも使われることが多い定番の人気商品で、混合育児のママたちにも圧倒的な支持を得ています。ボトルの口が広いので、慣れない調乳もこぼさずスムーズに行えるのもうれしいポイント。丸みのあるボトルは手に持ちやすく、ころがりにくいのが特徴です。同タイプのプラスチック製も販売されています。
乳首のサイズ:本体付属SS(別売りS・ M・ L)
乳首の穴の形:丸穴
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:160ミリリットル・240ミリリットル
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▼ドクターベッタ哺乳びん ブレイン GF5-200ml ( フラワー )
ドクターベッタ哺乳びん
母乳を飲むときのように、頭を起こした自然な姿勢で授乳できるようボトルに独特のカーブがついた哺乳瓶。ミルクが食道に流れやすい設計のため、誤って喉頭や気管に入ってしまう誤嚥を防いでくれます。誤嚥は窒息を引き起こす危険性があるため、ベッタの哺乳瓶は赤ちゃんの安全性を何より大切に作られています。
さらに哺乳びんのカーブは、授乳時にびんの中に入ってくる気泡をその曲線に沿わせることで授乳口から遠ざけるように計算され作られているのが特徴。空気の飲み込みが少なくなることで、余計なゲップや吐き戻しを軽減してくれます。
また、注目したいのが哺乳瓶の乳首。助産師考案の「ブレイン乳首」は、赤ちゃんの頃から咀嚼する(噛むこと)ことの大切さを考えて作られました。舌で母乳を絞り出し、吸い取る動きを哺乳瓶で再現するため、少し固めの感触で、しっかり顎を動かし咀嚼しないと、ミルクが出てこない設計になっています。
国内のガラス職人の手によって一つ一つ手びねりで作られているため、丈夫で傷がつきにくい上、それぞれに個性を持つオンリーワンの一品。グッドデザイン賞、キッズデザイン賞受賞の注目のアイテムです。
乳首のサイズ:1サイズ
乳首の穴の形:クロスカット
乳首の素材シリコーンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:200ミリリットル
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▼コンビ テテオ 授乳のお手本哺乳びん耐熱ガラス製
コンビ テテオ 授乳のお手本
母乳と同じ飲み方を促してくれる混合育児にもぴったりな哺乳瓶。ママのおっぱいの出かたも赤ちゃんの飲む力もそれぞれという考えのもと、赤ちゃんの飲む量に合わせて出る量が調節できる「4段階流量調節機能」を備えています。
乳首には、赤ちゃんがピタッとくわえやすく、おっぱいを吸うための舌の動きを引き出してくれるよう角度と柔らかさ、形を調整。ボトルのメモリは、20ミリリトル単位から印字されており、母乳のあとの少量の「足しミルク」が作りやすい設計になっています。ボトルの素材はガラス製のほか、プラスチック製も販売されています。
乳首のサイズ:SS・Mサイズ
乳首の穴の形:丸穴
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:160ミリリットル・240ミリリットル
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▼チュチュベビー らく飲みすくすく哺乳びん広口ガラス
チュチュベビー らく飲みすくすく哺乳びん
「らく飲みすくすく哺乳びん」の乳首は、成長に合わせて取り替える必要がなく、新生児から卒乳頃まで1サイズで使えるのがポイント。その秘密は、オリジナルの「スーパークロスカット」にあります。
乳首の穴は、吸う力によってクロスカットした十字孔が開き、ミルクの量をコントロールできる仕組みになっています。普段は、先端がピッタリ閉じた状態のため、逆さにしてもこぼれない設計。おっぱいをお手本に作られた乳首なので、母乳育児とも併用がしやすい哺乳瓶です。
オリジナル空気弁は、哺乳びんの内圧が下がらないように作られているため、赤ちゃんに負荷をかけずミルクを飲めるのもポイント。さらに広口なので、調乳もラクラクできます。ガラス製以外にも、耐久性が高く、180℃の高温にも耐えられるプラスチック製も取り扱っています。
乳首のサイズ:1サイズ
乳首の穴の形:クロスカット
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:ガラス製
ボトルの容量:160ミリリットル・240ミリリットル
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▼クロビズベビー ステリボトル
イギリス発の洗浄・消毒不要使い捨て哺乳瓶。災害時やお出かけ時、乗り物での移動中にも洗浄・消毒不要で、袋から取り出してそのまますぐに使用できます。ボトルは安定感があるカップ式で、目盛が見やすく、正確な分量で調乳可能。キャップ付きなので、調乳時にボトルを揺らしてもミルクが飛び散らない安心設計です。
さらに乳首のサイズは長すぎず、月齢の小さいお子様が吸いこんでもむせにくい形になっています。身体に悪影響を及ぼす環境ホルモンを使用しない安心素材で、身体にも地球にもやさしい使い捨て哺乳瓶です。
1個の重さがたったの29グラムと超軽量サイズに加え、重ねた状態でパッケージされているので、収納も場所をとりません。全国の自治体に災害備蓄品としても採用されている哺乳瓶です。
乳首のサイズ:1サイズ
乳首の穴の形:-
乳首の素材:TPE(熱可塑性エラストマ―)
ボトルの素材:プラスチック(ポリプロピレン)
ボトルの容量:240ミリリットル
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▼リッチェル 広口PPSUほ乳びん
乳首の内側がスパイラルリング形状になっているため、赤ちゃんの舌の動きに合わせてよく伸び、ママのおっぱいのような感覚で飲める哺乳瓶。空気弁の部分に特殊なエアガイドシステムを採用し、真空状態を防ぐことで、ミルクがスムーズに飲めるようにサポートしてくれます。
人間工学に基づいて設計された3Dボトルは、ママの手にフィットしやすく、授乳中の手元の負担を軽減。さらに調乳しやすく、洗いやすい広口ボトルは、ミルク作りもお手入れもストレスフリーでラクちんです。衝撃に強く、劣化しにくいプラスチック素材を使用。同じタイプの哺乳瓶にはガラス製素材の商品もあります。
150ミリリットルの哺乳瓶にはSサイズの乳首、260ミリリットル哺乳瓶にはMサイズの乳首を付属。そのほかLサイズと3ヶ月から使えるクロスカット乳首が別売りしているため、赤ちゃんの飲み具合によって細かに乳首サイズを調整できます。
乳首のサイズ:S・ M
乳首の穴の形:丸穴
乳首の素材:シリコーンゴム
ボトルの素材:ポリフェニルサルフォン(PPSU)
ボトルの容量:150ミリリットル・260ミリリットル
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■まとめ
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授乳をスムーズに進めるためにも、赤ちゃんにとって飲みやすく、安全性の高い哺乳瓶を用意しておきたいものですね。最近ではママのおっぱいと近い感覚で飲める哺乳瓶が増えているため、混合育児を希望するママにとって選択肢も広がっています。
赤ちゃんの好みはそれぞれなので、もし授乳がなかなかうまく進まなかった場合は、出産後に色んなタイプの哺乳瓶を試してみて、我が子にピッタリなアイテムを見つけてみてください!