敵を作らない方法は? ママ友、職場、習い事…「実は怖い女性だけの集団」
■女性の集団「生き抜くための上手なふるまい方は?」
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女性の集団には、役割分担があると意識したうえで、そのなかでどのようにふるまえばいいのでしょうか?
新しい女性集団のなかに入ったとき、まず最初にやってみてほしいのは
「観察」です。そこにはすでに「ボスママ」「スパイ」「傍観者」「スケープゴート」の役割を担った人がいると仮定します。けれど、誰がどの役割を演じているかは、すぐに分からないこともあるでしょう。
そこで、良くも悪くも目立たないように気を配りつつ、最初は集団をよく観察し、まず
「スパイ」が誰かを冷静に見極めることです。スパイはあらゆることを知っている情報通なので、ボスママも一目置いている存在だからです。
多くの場合、集団に新しい人物が入ると、
スパイは情報を収集しようと話しかけてくる場合が多いでしょう。「会ったばかりなのに、なにかと気にかけてくれるなぁ」と感じた相手は、ただのお世話好きないい人の場合もありますが、スパイである可能性が高いと思います。
スパイの場合は、こちらのことはいろいろと聞いてきても、自分のことはあまり話さないケースが多いので、自分ばかり話している? と感じたときは気をつけたほうがいいかもしれません。
そうやって、スパイの目星がついたら、情報交換をしつつ「私はボスママの地位を脅かすつもりはまったくない」という姿勢を言葉や態度でスパイに伝えていきましょう。
すると、スパイはその情報をボスママや傍観者など、ほかのメンバーに頼まなくても広げていってくれるはずです。
スパイを通じて「自分に敵意はない」という意思を周知させていくことで「誤解を与えてしまった」「思っていたのとは違う立場になった」「間違った情報が広まった」という状況になる可能性は低くなるでしょう。
女性集団のなかで上手にふるまうには、まずその集団をよく観察することが大切。そして、誰がどんな役割を担っているのかを確認するようにしましょう。
いちばん肝となるのは、スパイの役割を担っている女性。まずは、スパイと良好な関係を築ければ、自分の存在も集団のなかで肯定的なものとしてとらえられていくでしょう。
ママ友と仲良くしたい、仕事で頑張りたい、上を目指したいという人は、スパイを通して集団へ意思の周知、
意思の疎通ができるようになってから力を発揮するのでも決して遅くはないでしょう。