イラスト:ちゅいママ
ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事
「“入学までに教えるべきだった”と後悔! 私が未就学児ママに伝えたいこと」で、
“小学校入学前に教えておけばよかった”と後悔していることに関するアンケートを実施しました。
ちゅいママさんは、長男くんと次男くんが小学校に入学した経験から、
「幼稚園時代にもっとできることがあったなぁ」と後悔することがあるそうです。
当然知っていると思っていたことを理解していなかったり、いましかない子どものかわいらしい間違いを直さなかったこと…。日々の生活のなかでもっと子どもの話に耳を傾けることで、「語彙力や経験値を身に着けられたのではないか」と思ってしまうのだとか。アンケートでは、
ママが実際に感じた“教えておけばよかったと思っていること”が集まりました。
■“自分ですること”が多くなる小学校での大変さとは
幼稚園や保育園にくらべて、小学校は
“自分ですること”が圧倒的に多くなります。そんな自立した生活に慣れるまでには、苦労する子どもも多いことでしょう。
自分の足で歩いて登下校する、勉強をする、板書する、休み時間に次の授業の準備をする、清掃をするなど、これまで経験していなかったことを、“自分で”やらなければならないのです。
もちろん、小学1年生であれば先生の手助けも多くあるでしょうが、約30人くらいの生徒が1クラスにいる場合、先生がひとりひとりじっくり教えることは残念ながら厳しいといえるでしょう。そう考えると、学校生活の基本となってくる作業については、「事前に教えておけばよかった」と思うようです。
ランドセルの開け方、物の入れ方、出し方、閉め方。入学式後のホームルームでうちの子だけランドセルを開けて、もらったプリントや教科書を入れて、終わったら閉める…という作業ができなかったから。完全に初っ端からつまずきました。一人目の子育てはほとんど、やっておけばよかったとあとから反省することばかりでした。
ほかにも
「アナログ時計の読み方」という声もありました。たしかに小学校ではアナログ時計が主流と聞きます。また小学校では教科書、ノート、筆箱、そして膨大なプリントと荷物がたさくん。それらをどうランドセルにしまっていくのか。
これは、はじめて自分で荷物をしまう子どもにとっては慣れない作業ばかりで大変かもしれません。
入学してから、子どもが試行錯誤しながらやり方を覚えていくのも大事な訓練のひとつ。でも、まわりがある程度できるなか、緊張しがちでどうすればいいのかわからなくなってしまうお子さんの場合には、
「子どもに苦手意識を植えつけたくない」と願うママの気持ちも共感できます。
■勉強面の“教えておけばよかった”
親にとっては一番気がかりとなるのが勉強面。あまりに小さいころから教え込んでしまって、勉強嫌いになられては困る。でも「最初が肝心」とも言えるし…。どこまで教えておく方がいいのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
のびのびした保育園に通い、習い事もしていなかったため、机に向かって勉強する時間が圧倒的に足りていなかった。
そのため、入学直後は授業中に立ち歩いてしまうことがありました。5月くらいからは落ち着いて授業を受けられるようになったけど、入学前に
座って勉強する練習をしておけば、もっとスムーズに小学校生活に慣れていたのではないかと後悔しました。
イラスト:ちゅいママ
35までの数の順序と記数法。名簿順で後半の名字となる場合、27とか31といった番号を書く機会が多くあります。さらに小学校では、「番号順で並ぶ」または「逆に並ぶ」ということがあるので。
また、鉛筆の持ち方、書き順といった、体で取得するものに“後悔”しているママのコメントもありました。
鉛筆の持ち方。細かいことだけど、一度身に付いた癖はなおりませんね。
でも、きちんとした持ち方をしていないと、きれいな字は書けませんよね。いまも、将来も、パソコンを使うから自分で字を書くことは少なくなるかもしれませんが、きれいな字が書ける人は、やっぱりすてきだなと思います。
ひらがなの書き順。書き順までは先生も見きれない。誤算だった。
子どもが授業にすんなり参加できるよう、ちょっとした準備をすることで、子どもの姿勢も変わってくることもあるかもしれません。