理想通りにいかない結婚生活の先に…「自分が愛されないと嫌」からの変化【子育ては毎日がたからもの☆ 第44話】


■嫉妬深い私を変えた夫婦愛のかたち

じつは、自分で言うのも恥ずかしいのですが、私はとても嫉妬深い性格です。

しかも意地っ張りなため、それを相手に伝えたりはしないのですが(我ながらかわいくないタイプ…)、

ひそかに自分の心にため込んで、勝手に不機嫌になり、相手に「なんか怒ってる?」と言われても「別に」と言ってしまう、超めんどくさいタイプなのです。

自分も夫から愛情をたっぷり受けているならまだしも、そう思えていない時に他の人(相手がたとえ子どもであったとしても)と仲良さげにされると、大人げないと思いつつも、ムッとしてしまいます。

結婚当初はそれなりに「愛されてる」実感があったものですが、子どもが生まれたころからでしょうか、夫から感じるのは、「妻への夫婦愛」ではなく、「子どもの母への家族愛」に確実に変わってきています。

正直に言うと、お世辞にもラブラブ夫婦とは言い難い。

子育ては毎日がたからもの/ぺぷり

そんななか、夫も私も、子どもへの溺愛ぶりはかなり激しいです。

ちょっと気持ち悪いくらいにベタベタしてるかも…(もちろん家の中だけ、ですが)。

まるで恋人同士かと思うような、夫と子どもの密なスキンシップを見て、以前の私なら嫉妬したことでしょう。

「なんで私にはくっつこうとすらしないのに!?」とイライラしたかもしれません。

でもいまの私は、そんな父子の仲良し具合を見るとすごくうれしくなります。


子育ては毎日がたからもの/ぺぷり

以前の私には考えられない変化です。

この感情は一体なんなのかなと思って考えると、これが「夫婦」から「家族」になったということなのかな、と私なりに結論づけました。

これまでは「自分」が愛されていないと嫌! だったのが、
「自分」の範囲が「(子どもを含む)家族」に広がり、
自分の「家族」が愛されている
↓ 
「自分」も満たされる
↓ 
うれしい、満足!
となったのかなと。

夫への愛情が減って嫉妬しなくなったと言われればそれまでですが、自分の分身のような子どもが愛されているのは、自分が愛されているのと同じような満足感を感じるのは事実です。

「自分が!」「自分が!」だった以前の私からは考えられない変化だなと思いました。
理想通りにいかない結婚生活の先に…「自分が愛されないと嫌」からの変化【子育ては毎日がたからもの☆ 第44話】

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