男子ワールド炸裂「恐怖! わが子のポケットに大量のダンゴムシ…」理解不能な行動にママはどうする!?
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「どうしてそんなことを…!」
男の子を持つママからはよくこんな声が聞こえてきます。予想もしないことをやってのけるので、あるときは驚いたり、あるときはあきれはてたり…。
どうしてそんな行動をするのか、意味が分からない! と嘆くママも多いことでしょう。
今回は
「母親の理解しがたい行動をとる男の子…その理由は?」について考えてみました。
■「謎過ぎる…」男の子の意味不明な行動って?
男の子の謎に満ちた行動にはどのようなものがあるのでしょうか? それは例えば…
・ダンゴムシをポケットに入れて飼っている(つもり)。
・段差を少しでも見つけるとジャンプして飛び降りる。
・登れそうなところを見つけたら、とりあえず登り始める。
・くしゃくしゃの連絡プリントがランドセルの底から出てくる。
・お願い事をしても、すぐに忘れる。
・「誰と遊んでいたの?」と聞いても「名前は知らない」とケロっと言う。
ママたちからすると「なぜ…?」と思うことを楽しそうに、平然とする男の子。こちらの想像を超えてくるその言動には、
男の子ならではの脳の発達が関係しているようです。
■「今を生きる!」男の子と「先を見通せる」女の子
なぜ、男の子のやることなすことがママたちには理解できないのでしょうか?
それは男の子の行動・言動に次の傾向が強く見られるからのようです。
・目の前にあることだけを見ている。
・やりたいことしかやらない。
・一度にひとつのことしかできない。
これは、男の子ならではの傾向で、男女の脳の成長が関係しています。
脳には右脳と左脳があり、一般的に左脳は「言語」「会話」「記憶」を、右脳は「感覚」「イメージ」などをつかさどっているといわれています。
この右脳と左脳がお互いに情報を伝えたり、制御したりするための重要な役割を担っているのが、
「脳梁(のうりょう)」。この脳梁は、一般的に脳の成熟が早い女の子のほうが一足早く発達します。
そのため女の子は、自分が感じた感情や状況を言葉にしたり、「○○しないとママに怒られる」といった先の見通しを立てるようになるのが早いといわれています。
これは、脳の情報伝達や制御を行う脳梁が、男の子よりひと足早く大きくなるからだそうです。
男の子は男性ホルモンの影響で、体と脳の成熟が一時的におさえられる期間があります。そのため、女の子の脳梁が大きくなっていく時、男の子の脳梁はまだ小さいままなので、感情を言葉にして伝えたり、先の見通しを立てることが女の子ほどうまくできないわけです。
また、男の子は女の子に比べ、相対的に右脳が発達していく傾向にあるので、図形や空間などの認識が得意なケースが多いようです。
そのため、目の前にあるものを認識し「これは何だろう?」と興味を持って集中してしまうため、ほかのことは目に入らなくなってしまう場合が多いようです。