コミックエッセイ:ムスメと/北海道編 @kita.acari
「ムスメとバイバイ」子どもが出会わせてくれた、たくさんのキラキラしたこと【ムスメと/北海道編 @kita.acari 第46話】
妊娠中から3年間暮らした北海道を離れる事になった、きたあかりさん。最初は寒すぎて震えていたのに、3年の間にすっかり好きになってしまった北海道での生活。ムスメちゃんと出会った、たくさんのキラキラの思い出とともに、今回が最終回となります。
ムスメとバイバイ
夫の出向期間の終わりと共に、妊娠中から3年間暮らした
北海道を離れる事になりました。
ずーっと前から決まってた事なんですが、もうすっごくブルーです。
最初は寒すぎて「なぜこんな所にこんなたくさんの住民が…」とすら思っていたのですが、
3年の間にすっかり好きになってしまいました。
ジンギスカン…スープカレー…
メロン…トウモロコシ…じゃがいも…ホッケ…米…
ゴキブリにも花粉にも悩まされることのない環境…味のある路面電車。
程よい人口密度…都心までの交通の便の良さ…なぜかあちこちにいるクラーク像。
二重窓や二重扉などにより本州の冬よりずっと快適に保たれている屋内の居心地よさ。
先生が引っ張ってくれる巨大ソリに乗って公園に遊びに来る着ぶくれした園児たち。
「おっちゃんして」とかいう方言…(“座って”の意)なぜかハロウィン形式の七夕。
北海道そのものの魅力にやられてしまったのは言うまでもありませんが、
子どもの目線や速度でしか気付けないような、
日常にこっそり潜んでいるきれいなもの、笑えることを、たくさん思い出させてもらいました。