連載記事:赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
寝不足ママ必見!「赤ちゃんの眠りの悩み」を改善する3つのステップ【赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 第1話】
■ステップ3:寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう
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まずは、夜8時までに寝かせることを目標にしましょう(すでにもっと早くに寝かせている場合は、そのままで大丈夫です)。
夜8時に寝かせるためには、7時30分までには、夕食やお風呂、歯磨きや着替えなどをすませてください。
そして、寝る前の30分間は、ママと赤ちゃんのイチャイチャタイムです。いつも過ごしている部屋の明かりを薄暗くして、スキンシップをとりながら静かに過ごしましょう。
間接照明や豆電球など、オレンジ色のほのかな光で、夕方の薄暗い雰囲気を演出してください。オレンジ色の明かりは、心を穏やかにする効果があることが知られています。
授乳中の赤ちゃんはその時間におっぱいやミルクを、卒乳した子は、絵本やお絵かきなど、静かな遊びを選んでください。お話ができるようになった子は、ママと一緒にその日1日を振り返ってみてもいいですね。
イチャイチャタイムの過ごし方のポイント
(1)ママはいつもより声をワントーン低くして、優しくゆっくり話す。
(2)テレビ・パソコン・携帯は厳禁! 部屋はオレンジ色の光で薄暗くする。
(3)家事や仕事のことは忘れて、しっかりと子どもと向き合う。
(4)大きい子の場合も、意識してスキンシップをたっぷりとる。
(5)1日の振り返りを話す場合は、子どもの「よかった行動」を、具体的に伝える。
(6)授乳中の子は、おっぱいや哺乳瓶をくわえたまま寝てしまわないように注意して、足のうらをくすぐったり、軽くたたいたりして、なるべくたくさん飲んでもらう。
薄暗い中で過ごすことで、強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を促し、寝つきをよくしてくれます。
また、寝る前30分のこの習慣は、ママと赤ちゃんの絆を深め、日中の興奮を静める役割もあります。
赤ちゃんに、心も体も寝る準備ができることで、ママは寝かしつけがとてもラクになるでしょう。心穏やかに、すてきな時間を楽しんでくださいね。
この3ステップには、夜泣き改善のために大切な要素がたくさん含まれており、第3章の安眠スケジュールの基礎になるものです。3ステップの実践だけでよくなった場合は、安眠スケジュールは参考程度に目を通すくらいで大丈夫でしょう。
『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』著:清水悦子、監修:神山潤(かんき出版)
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