「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト
犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。
保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。
』より(全19話 連載)
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犬山紙子、 34歳。2014年8月32歳の時に同世代の夫・つるちゃんと結婚した。それからずーーーっと悩んでいることがある。
いまは、非常に楽しい。私は小学生の頃から、「一生働きたいな。私が働いて、旦那さんが家事をやってくれるのがいいな」と夢見ていて、ラッキーなことにつるちゃんは、家事をするのを楽しいと、なんでもやってくれている。
うん。この生活には心の底から満足しているんです。
でもずっと、「子どもを持つかどうか」ってことをめちゃくちゃ悩んでいる。周りから「子どもはどうするの」なんて言われることも増えてきて、焦りもある。
でも、自分の本当の気持ちが分からない。だって私、「うおーーー子どもが欲しい 」って思った瞬間が……、一度もないんです。
いままでの人生、「漫画読みたい」「彼氏が欲しい」「美味しいご飯が食べたい」「お金が欲しい」「ちやほやされたい」みたいな欲求があって、そのために行動してきた。
もともとニートだった私が、4年前、ブログをきっかけに『負け美女』という本を出すことになって、ありがたいことに執筆のお仕事も増えて、いまではテレビのコメンテーターもやらせてもらっている。なんとかいままで、自分のことは、辛くて逃げ出したいこともあるけど、とにかく必死に向かい合ってきました。
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けど、子どもに関してはそういう感じじゃない。
「あれ? 年も年だし産むのならもう産んだほうがいいんじゃないの?」
「いま、仕事もプライベートもめっちゃ楽しいから変わりたくない、いまのままでいたい」
「でも、健康で仕事が充実してるいまが楽しいのは当たり前で、人生ずっとこのままという保障はない」
「フリーだから、産休で仕事を休むとダイレクトに収入がなくなりそう、不安」
「友達からは保育園に入れるのもすごく大変って言われる……」
「でも、将来子ども産んどきゃ良かったって後悔するのも怖い」
「でもでも、子ども産んだら自分の時間、なくなるんでしょ?」
「でもでもでも、自分が将来、病気になっても、子どもがいてくれたらどれだけ心強いだろう」
「でもでもでもでも、子どもが面倒見てくれるって考え方って、どうなの?」