ほとんどのものが食べられない状態で、なにが食べられるのかを毎日のように考えていました。ご飯が美味しく食べられていた頃が遥か昔のことのように感じたし、また何でも食べられるようになる日がくるのか…
出産まで続いたらどうしよう…むしろ出産しても続いたら…
そんなことを考えながらどうしようもなく不安な日々が続きました。
スーパーとお風呂はもう地獄としか表現できない。買い出しは夫に任せたかったがなんせ自分でも何が食べられるのかわからない状態。だからもちろん夫にも妻が何を食べられるかなんて到底分からず。
自分で食べられるものを探しにいくしか方法がなかったのです。スーパーに入った瞬間の匂い…特に魚コーナーはもう視界に入るのも嫌で嫌で仕方なかった!
そして盲点だった真の地獄は風呂タイム!お風呂場の湿度や蒸気がどうしようもなく私を苦しめました。ドライヤーで髪を乾かしている間も常に吐き気と戦っていた。