コミックエッセイ:ちひろの親子成長記録
兄弟(姉妹)がいるってどんな感じ? 妹の立場から見た兄の存在とは【ちひろの親子成長記録 第4話】
こんにちは、ちひろです。
皆さんはご自身、またはお子さんのいらっしゃる方、兄弟(姉妹)っていますか?
今日は私の兄についてのお話です。
私には年子の兄がいるのですが年齢がかなり近い(11ヵ月と2週間差)こともあったのでケンカの絶えない日々を送っていました。それはもう激しく大泣きすることも多く、母はノイローゼ気味になる程です。
しかし同時に仲もすこぶる良かったので、幼い頃はどこに行くにも一緒でした。ごっこ遊びとか近所の冒険とか…本当に気の合う遊び仲間といった感じ。
いつもくっつき合っていた私たちは、ご近所さんから心配されていたそうです(笑)
幼い兄妹ってそんなもんだと思うのですが…そんな不審に思われるほど仲良かったとは。
仲はすごく良いのにケンカは絶えないって兄妹あるあるですよね。気を許しているからこそ何事も本気で突っかかっていました。まぁ親からしたら本当たまったもんじゃなかったと思います(笑)
ある日、兄がよそ見をしながらコップを家族分運んでいて全部落として割るという失態をおかしました。その時は父が大激怒し兄も大泣き!見るに絶えないほど叱られていました。
その時はもういてもたってもいられなくて一緒になって号泣(私は叱られてませんよ(笑))
年の近い兄弟(姉妹)って物心つく前から一緒にいるのでもはや自分の分身みたいなところありませんか?双子とかまさにそうですが、兄が叱られていると自分のことのように悲しくなるという…
ケンカした時は相手をいかに親から叱ってもらおうかと画策するのに(笑)不思議です。
そんな分身のようだった兄も歳を重ねるごとに別の人間なんだとしっかり認識していきます。
高校生のころなんかもうほとんど口をきいてませんでした。
見ているものが全て一緒だった世界からどんどん景色は変わり、いつの間にか全く違う道を歩んでいました。
20歳を過ぎてからは数年会わない時期もあったりしましたが、会えばなぜかしょーもない冗談でも涙が出るほど笑います。
全く会わなくなったとしても心のどこかで「ちゃんと元気にしているかな」と気にかけ、会えば笑いっぱなしになるくらい気があう、たった一人の兄。
息子がこのまま一人っ子か兄弟ができるかは神のみぞ知る未来ですが、どちらにせよ他人の悲しみを自分のことのように悲しめる子に育って欲しいなぁと、里帰り中の実家で息子をあやす兄を見てしみじみと思いました。
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