■パートナーの条件2位、「考え方や価値観」
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次に、考え方や価値観が合うことを最も重視するという人たちの意見を聞いてみたいと思います。
「考え方や価値観が合っていると一緒にいて居心地がいいし、楽ちんです」(岩手県 40代女性)
「経済力で結婚したけど、考え方や価値観が違いすぎてつらい。ありがたく生活させてもらってるけど、生まれ変われるなら、考え方や価値観があっている人、もしくは違う意見も聞ける耳を持っている穏やかな人と出会いたい」(三重県 50代女性)
「『どうしても許せない事』。これが一緒じゃないと、本当にキツイ。人生では先の読めないイベントがたくさん起こります。家族ならチームとして助け合いたいけれど、価値観が違ったらその度に衝突しなきゃいけない。身内との戦いは本当に疲れる。家は元気を蓄える場所にしないと、長い人生やってけませんよね」(神奈川県 30代女性)
アンケートに寄せられた声からは、価値観や考え方が合わないパートナーとのつらい生活も垣間見えました「もちろん経済力も大切だけど…」という前置きをする人も多く、悩みつつも価値観や考え方が近いことを最重視しているということがわかります。
筆者自身、夫とは性格は正反対なのですが、子育てに関する考え方や、人生における
価値観の軸はとても似ています。そのおかげなのか、小さなもめごとがあっても、大きなケンカには発展しにくいと感じています。
毎日の生活において、大きなケンカがたくさんあるとお互いに疲れ果ててしまいますよね。価値観や考え方が合うことを重視する人たちは、そうしたいさかいを避けられることにも、メリットを見いだしているのかもしれません。
■パートナーの条件3位以下、「家事や育児力」など
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そのほかにも、結婚で重視することについては、さまざまな意見が寄せられていました。
「家庭的で家事や育児に協力してくれる人だと、相手の気持ちもわかると思う。誰に対しても平等で思いやりのある人と結婚したかった」(神奈川県 40代女性)
「お金は普通でいい。それより、
共通の趣味がある事はとても大事。
うちは夫婦でゲームが大好きなので、子どもができた今もみんなで楽しんでやっています!」(東京都 30代女性)
「旦那と親との関係性が私は1番大事だと思います。何でも義親の言いなりで自分の考えはなし。何か言われた時に親に対して自分の考えを言えるか、嫁を守る事ができるのか、唯一の味方になれるかどうかは育ってきた環境によると思う。結婚は当人同士が好きでもお互いの親も必然的についてきますから」(鹿児島県 30代女性)
家事や育児への協力姿勢や共通の趣味、親との関係など、それぞれの背景に基づき、重視するものは違っていて、人によって、結婚生活に求めるものは異なるのだと、あらためて実感します。
さらに少数派ではあるものの、
「結婚しない」という意見も寄せられていました。「生まれ変われるなら
結婚をしない人生も歩んでみたい。バリバリ働いて趣味も充実させつつ人生を謳歌してみたい」というコメントもあり、自分が歩まなかった人生への憧れに似た思いもあるようですね。
■「来世も一緒に爆笑したい!」いまの相手が一番という人も…
生まれ変わって結婚相手に求めることをいろいろと見てきましたが、「やっぱり
今のパートナーと結婚したい」というほっこりするコメントも寄せられていました。
「ケンカもするし、『大っ嫌い!』と思うこともたびたびありますが、どんな私でもまるごと受け入れ、許して、気味が悪いくらい愛し続けてくれる夫は多分ほかにいないので、生まれ変わっても夫と結婚したいです。だから重視するのは『相手が夫であること』ですかね」(神奈川県 40代女性)
「じつはいま、結婚して本当に良かったと思うのは旦那のおかげなので、このラッキーな相手をもう一度見つけたい、誰かに取られないようにしたい」(東京都 40代女性)
「いまのダンナと結婚したい。 価値観も趣味も経済観念も似ているし 子どもや人間以外の生物にもやさしい。笑いのツボも近いから来世も一緒に爆笑したい」(神奈川県 50代女性)
そのほかにも、「大病をして死にかけて主人にすごく助けられた。来世も主人のような思いやりのある人とのご縁を切に願いたい」という胸を打つコメントも寄せられていました。
これまで歩んできた生活や、してきた経験にもよりますが、今のパートナーに満足しているという人も一定数いるようで、ほほえましい関係性には心が温まります。