0歳での絵本読み聞かせは必要? タイミングと絵本の選び方を紹介
絵本をおもちゃにしても焦らない
『絵本をおもちゃにしても焦らない』というのも、0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせる際のポイントです。
好奇心旺盛な赤ちゃんは、興味を引かれた物があると何でも手を出したくなるものです。それが絵本の場合、読み手にお構いなしにページをめくろうとしたり、破ってしまったりといったこともあるでしょう。
親としてはつい止めたくなりますが、ここで焦る必要はありません。
知らない物に興味を抱き、触れたいと感じるのは赤ちゃんの成長に必要な過程です。
ある程度の汚れや破損は仕方ないと割り切って、赤ちゃんの好奇心に付き合ってあげられるとよいですね!
夢中になれる絵本の選び方
では、赤ちゃんが興味を持つ絵本はどのように選べばよいのでしょうか。特に覚えておきたい選び方のコツをチェックしていきましょう!
カラフルな色使いとはっきりしたデザイン
赤ちゃんに読み聞かせる絵本を選ぶなら、
『カラフルな色使い』『はっきりしたデザイン』を重視するとよいでしょう。
生まれた直後の赤ちゃんの視力は、一般的に0.01~0.02程度といわれています。その後、生後6カ月で0.1程度、1歳でようやく0.2程度になるのです。
そんな赤ちゃんの視力を考慮すると、絵本はやはり目に留まりやすいカラフルなデザインが必要です。
たくさんの絵本の中でも、一際目立つタイプの物を選ぶようにすると赤ちゃんにも興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
音が出る物、言葉のリズム
『音が出る物』『言葉のリズム』など、耳に入る刺激に注目するのも赤ちゃんへの絵本選びのポイントです。
『聞く』ことを重視する時期の赤ちゃんは、音が鳴る仕掛けがされている絵本や、文章に擬音語が多く使われている絵本を好む傾向にあります。
物語の内容というよりも、音の楽しさや口に出したときの文章のリズムを重視するのがおすすめですよ!
布絵本など安全な物を
0歳の赤ちゃんに絵本を選ぶなら、
『安全性』についても忘れずにチェックしておきましょう。
この時期の赤ちゃんが絵本の読み聞かせをされる際に見られがちな行動として、
『舐める』『破る』『落とす』があります。
これらの行動は、絵本の材質によっては重大な事故を招いてしまいかねないものです。万が一の事態を考慮して、布製の絵本など、安心して遊べる絵本を用意してあげましょう。
ママもカラフルな絵本の世界を楽しんで
「言葉も知らない赤ちゃんに読み聞かせをしても…」そう考える人は多いでしょうが、だからといって、決して早すぎるということはありません。
たとえ言葉や文字の意味が分からなかったとしても、大好きなママ・パパの体温と声に包まれる読み聞かせは、赤ちゃんにとってとても楽しい時間です。
無理に物語を理解させようとするのではなく、
親子の触れ合いの一種として気軽に日常に取り入れましょう。
デザインや音・リズムなど、赤ちゃんが興味を持ちやすいポイントもチェックして、カラフルな絵本の世界を親子一緒に楽しめるとよいですね!