北欧生まれの「子育てネウボラ」って? 若槻千夏さん登場の渋谷区子育てイベント『SIW』レポート
■ママたちのリアルな声を自治体へ届けたい
さらに会場外には、若槻さんがデザインされた巨大なうんちオブジェも登場。こだわりは約3メートル四方の巨大なサイズ感と、HAPPYな気分を込めたレインボーカラー!
「区のイベントなのに、こんなこともしていいんだ! と思ってもらえるキッカケにしたい」といった狙いもあったそうですが、実は若槻千夏さん、2019年6月から渋谷区の「子育てネウボラアンバサダー」、そして渋谷未来デザインの「フューチャーデザイナー」にも就任されているのです。
渋谷区は現在、
「渋谷区子育てネウボラ」と称する取り組みを進めています。ママたちが不安なく喜びの多い子育てができるように…と保健師さんを中心にした多様なサポートを実施。ネウボラとは、北欧で始まった
「長期的かつ相対的な育児支援」のこと。フィンランド語で
「切れ目のない家族支援」を意味する言葉です。
現在、渋谷区子育てネウボラでは、産前・産後のケアだけでなく、子どもの就学までの時期をカバー。妊婦健診や産後ケア、予防接種などの費用助成に加え、
保健師との面談、
助産師による新生児訪問や
母乳相談、さらには
就学や
教育相談まで、幅広いサポートを行っています。
気になる方は、ぜひオフィシャルサイトでもチェックしてみてください!
18歳から渋谷に住み続け、“渋谷区を代表するママ”としてアンバサダーに就任された若槻さん。二人のお子さんを通じて生まれた渋谷区のママ友ネットワークはかなり広いそうで、「ママたちにリアルな声をどんどん自治体に届けたい!」と意欲的に取り組まれています。
子育てで心がけていることについて伺ってみると、「子どもたちだけで遊ばせるのではなく、自分も一緒に混ざって遊ぶことを大事にしています」と若槻さん。「この子はいま何が楽しいのか、どんな言葉で日々笑っているのかを知りたいので」と愛情深いママの顔を見せていらっしゃいました。
ママとしての若槻さんの今後の情報発信、そして渋谷区の今後の取り組みにも注目ですね。渋谷区に限らず、年々子育てサポートを強化しているところも増えているので、皆さんもぜびお住まいの自治体の制度を改めて見直してみてはいかがでしょうか。