コミックエッセイ:親に整形させられた私が、母になる
過食嘔吐がやめられない…でも学校の友人はそんな私に気づかない【親に整形させられた私が、母になる Vol.10】
■「少しだけ…」その歯止めが効かなくなった!
一度吐く癖がついてしまってからは、ほぼ毎日吐いていました。
今までずっと拒食だったのが一気に過食に転じたのです。
【拒食症】【過食症】と聞くと、一見正反対の病気のように思えますが、
実は根本は同じ【摂食障害】という病気で、症状の現れ方が違うだけです。
なので同じ人でも時期によって拒食期があったり、過食期があるのはめずらしくありません。
過食期は、家にいる間はずっと食べて吐いての繰り返しでした。
当然勉強などできるわけもなく、成績はだだ下がり。
おこづかいでは足りず、こっそりバイトをはじめ、そのバイト代はすべてて食料に消えました。
ただ唯一の救いだったのが、学校や友だちは好きだったということ。
なのでこんな状況でも、学校を休もうとは思いませんでした。
でもだからこそ、周りは私の病状に気付けませんでした。
家から一歩外に出れば、今までと何も変わらない、ごく普通の女の子だったからです…。
※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
■本連載が書籍化!オール描き下ろし
『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』
(グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))
ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
小4娘がスマホデビュー! 周囲のトラブルの声に心配していたけれど…!?【ムスメちゃんとオコメちゃん 第228話】