コミックエッセイ:親に整形させられた私が、母になる
父との別居が私への過干渉の引き金に!片親偏見の重圧が母にのしかかる【親に整形させられた私が、母になる Vol.24】
■母に課せられたプレッシャーとは
私が具合が悪くなると母がうれしそうだったのは、私自身も覚えています。
「熱が出ると優しく看病してもらえてうれしい」
「お母さんがうれしそうで私もうれしい」
こんな気持ちもありました。
でも
「私が熱で苦しんでいることよりも、二重になったことが母はうれしいんだ」
という気持ちもあり、私自身どこか複雑な感情を抱いていたのを覚えています。
父のことは、ずっと単身赴任だと聞かされ、数年に一度、会っていました。
父が単身赴任だと言うと、周りからは
「お母さん大変ね」
「お母さん偉いわね」
「ハムちゃんもお母さんの迷惑かけないようにしなくちゃね」
と言われていました。
私はそれが、
【良い子でいなくてはいけない】と、常に少しプレッシャーでした。
でも母は、そんな私のそれよりも遥かに大きな、『1人で育てないといけない』『ひとり親だからって言われないように立派に育てないといけない』という、とてつもないプレッシャーを常に抱えながら、私を育ててくれていたのです…
文:著者(グラハム子)
→次回に続く
※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
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