コミックエッセイ:3姉妹DAYS
急に態度が変わった友達に困惑…、長女の身に起こったお友達トラブル【小学校編】【3姉妹DAYS Vol.18】
■長女と話し合ったこと
大人になっても考え方や意見が合わない人はいますよね。
言った側は、すぐに忘れてしまうことでも、言われた側の心の傷はそう簡単には治らない時もあります。
長女には、今日おきている悩みが、明日は続かないことに力を入れようと話し合いました。
具体的には、
・イジメは、誰にでも起こりうる可能性があることであって、決して恥ずかしいことではないこと
・自分が嫌だと感じたことを他人にはしない、言わないこと
・相手が自分を見下すような言い方をしたとしても、それで自分を否定したり責める必要性は全くないということ
・自分を攻撃してくる友達とは、距離を置いて自分の安全を最優先に考えること
・つらいことがあったら我慢せず大人に相談すること
という内容を話しました。
その後、長女はその友達と距離を置き、他のグループにうつったそうです。しかし、その友達は「なんで離れていくの?」と、以前よりしつこく絡んでくるようになりました。
長女は学校を休みたがるようになりました。
私は担任の先生に今までの状況を相談したところ、先生はすぐに対応をしてくれました。
驚いたことにその子は、他のお友達に数万円単位の額のお金を持ってくるよう強要しており、他の親御さんからも何件か相談が寄せられていたそうです。
その後、長女に対する嫌がらせは、一切なくなりました。
■長女に嫌がらせをした理由は…
私は、なぜその子が長女に嫌がらせをしたのかが気になっていました。
長女側からしか話を聞いておらず、一方的にその子を責めることはよくない、何か理由があったのかもしれない、と考えていたからです。
そこで、担任の先生に聞いてみたところ、
その友達は
「ヒエラルキーのトップになりたかったから」
と言ったそうです。
その後、長女は、新しいグループで仲良しの友達と無事卒業まで楽しく過ごせました。
ありがたいことに、私の住んでいる地域では、トラブルがあったという情報を中学校に引き継いでくれて、クラスを別々にしてくれるなどの配慮をしていただけるようです。なので、今は安心しています。
子どもにとって親に話すということは勇気がいることだったと思います。今考えればもっと早くに先生と情報を共有してもよかったのではと思います。
大人になればたいして気にしないことでも、学校という限定された空間での友達トラブルは本当に悩ましい問題です。
これからも悩んだり考えることがあると思います。そんな時は、
1人で悩まず口に出してほしい。1人で頑張りすぎなくていいんだよ。お父さん、お母さんはどんな時でもあなたの味方だからねと娘には伝えています。
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