コミックエッセイ 親に整形させられた私が、母になる
親が決めた進学に間違いはない…嫌がる娘も結果が出ればいつかわかるはず【親に整形させられた私が、母になる Vol.27】
■娘の希望を聞くよりも親として大切なこと
こうして私は越境して剣道部の強い学校へ行きました。
もし自分で選べるのなら、私は学区の中学校に行きたかった。
このころよく、私は母にこう言っていました。
「もし生まれ変わったら、学区の中学校に行って新体操部に入りたいな」
母は「そうなのね」と笑っていました。
いま考えれば、今を生きているにもかかわらず『生まれ変わったら』ばかり考えるなんておかしい。
でも当時は、自分が願いや望みと言った感情を持ってしまうことは間違いで、母の進める方向こそが正しい生き方なのだ、と本気で思っていました。
『人生とは親の決めた方向に行くもの。世の中の子どもは皆そうなのだ』と思っていました。
文:著者(グラハム子)
→次回に続く
もうこの子はダメだ…期待に応えられない娘に親が見切りをつける時
※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
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