コミックエッセイ:四方向へ散らないで
少し変なせきをし始めたときに嫌な予感が…! 双子がそろって「入院した事件」【四方向へ散らないで Vol.18】
こんにちは! 野原のんです。
なんだかんだと失敗も繰り返しながら4人の子育てをしていたのですが、それは突然やってきました。
■双子がそろってちょっと変なせきをし始め、嫌な予感が…
10か月になったとある冬の寒い日、双子はそろって数日前からちょっと変なせきをしていました。
ケンケンとまではいかないけど、どこか喉に引っかかるようなせきで、何となく嫌な予感はしていました。
あれは数年前…長男ニジくんが生後半年のその日もせきがよく出ていて、そのせいで寝られない、おっぱいが飲めないで機嫌が凄まじく悪かったんです。
でも、熱があるわけでもなく…
かかりつけの小児科でせき止めの薬が出ていたので飲んでいたのですが、効果もないまま夜になり寝かせても抱き上げても泣いて泣いてという状態でした。
旦那が「鼻も詰まってるから余計機嫌悪いんちゃう? お風呂でシャワー出しっぱなしにして湯気で鼻通したら?」というのでお風呂場に連れていくと、確かに少し機嫌は良くなり、ウトウトとしはじめたんです。
でも、寝たのを見計って布団へ連れていくと、すぐに起きて泣き出すという繰り返し。
昼間平熱だった熱が少しずつ上がってきているのにも気がついて、夜間診療を受診することにしたのです。
すると、視診をした看護師さんに「すぐに酸素を測ります」と奥の部屋に通され、酸素を測っている途中でお医者さんが来ました。
酸素の数値を見て、一言
「入院ですね」
と。
衝撃でした。
基本熱で受診を判断していたのですが、そうじゃないんだと。
『子どもは普段と比べてトータルで診なさい』
と保育短大時代に先生が言っていたのを不意に思い出し、ニジくんに対して“つらい中で頑張っていたのにごめん”という気持ちで泣きそうになりました。
ニジくんは、救急車で運ばれ、その後入院した先で肺炎と診断されたんです。
気管支炎が悪化しての肺炎だったそうです。
この時の経験があったので、今回双子がちらほらとせきをし始めたあたりから注意して見ていました。