コミックエッセイ 親に整形させられた私が、母になる
「私の好きにさせて」と訴える娘…でも私は子どもの言いなりにはならない【親に整形させられた私が、母になる Vol.31】
■「親は絶対だ」この価値観こそ正しい
「親は威厳あるものだ」
「親を敬わなくてはいけない」
「最近の親は子どもに嫌われたくないからって、子どもの好き勝手にさせているバカ親が多すぎる」
「世の中は思いどおりにいかないことばかりだから、忍耐を養わねばいけない」
当時母がよく言っていた言葉です。
当時、【個性を伸ばす教育】が流行り始めた時代でした。
母はそれを間違っているとよく言っていました。
母には【個性なんてなくていい。潰せ】という教育をされ、
学校では【個性を伸ばしましょう】という教育を受けました。
もちろん世の中にはいろんな価値観があって良いと思いますが、当時の私は『自分の価値観』を自分でまったく信じていませんでした。
ずっと母から自分を否定されて育ってきたので、「自分の価値観はすべて間違っている」と思い込んでいました。
だから「外で良いとされること」が「良い価値観である」という生き方をしてきたのです。
しかしここにきて、外からの価値観が母と学校とでバラバラになってしまい、もう何が正しいのかもわからなくなっていき…。
ただただ生きづらかったのを覚えています。
文:著者(グラハム子)
■グラハム子side STORY
整形して高校デビュー…楽しいはずなのに「本当の私」から逃げられない
→次回は8月14日(金)更新予定です。
太った娘に痩せてほしい…「見苦しい」と娘のために親が本音を伝えなければ
※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
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