コミックエッセイ:親に整形させられた私が、母になる
太った娘に痩せてほしい…「見苦しい」と娘のために親が本音を伝えなければ【親に整形させられた私が、母になる Vol.32】
■他人が建前しか言ってくれないなら親は…
高校の部活は、人生で初めて「自分で選んだ」と思えるものでした。
しかし、母は3年間、結局最後まで応援してはくれませんでした。
【母の意に反して自分の希望をとおす=母にずっと不快な思いをさせていまう】
ということを学びました。
逆に、今までは
【自分の意に反しているけれども、母の意見に従う=母は喜んでくれる】
でした。
母の気持ちを殺すか、自分の気持ちを殺すか。
どちらもつらいものでした。
本当なら、自分の選んだものを母にも応援してもらいたい。
もしくは、母の選んだものを自分が心から好きになりたい。
でも、それはどちらも無理で、お互いが気持ちよく過ごせる環境はこの世に無いということを学びました。
どちらかの意見を尊重すれば、どちらかは苦痛を強いられる。
それだったら、女手1つで育ててくれた母に苦痛を与えたくない。自分が我慢するべきだったんだ…。
部活を自分で選んだことは、私の中で初めてのチャレンジでした。
でもそのチャレンジをしたせいで、そんな「自分の気持ちは殺すべき」という考えがより強まっていきました。
文:著者(グラハム子)
→次回は8月27日(木)更新予定です。
※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
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