コミックエッセイ:親に整形させられた私が、母になる

「お母さんを信じてたけど、正しいの?」娘が私の価値観を疑うなんて!【親に整形させられた私が、母になる Vol.35】


でも私は提案だけで決めたのは娘だ
全部人のせいにばかりする娘勝手に自分で進学先を決める子どもは「親不孝」
子どもを尊重する親は見放した親娘はどちらが正しいのか聞くけれど
どうして親の気持ちがわからないのか


当時、世の中はだんだんと
『自分の好きなことを仕事にしよう』
という流れになっていました。

そんななか私は、世の中と家庭内の乖離に苦しんでいました。

親の望むように生きることが親孝行だと信じていた私は、「母の理想どおりに生きてあげたい」という気持ちを当然もっていました。

しかし一方で、「自分で自分の人生を決めたい」、「たとえ母であっても介入されたくない」という感情もありました。

でも、母の期待を裏切ることは親不孝なことだと信じ込んでいたのです。

(私は母を裏切ることはできない)

そう思うと、自分の進路を真剣に考えること自体、放棄しました。
ほぼ無意識で、親に従う選択を自らしていたのです。

しかし自ら親に従う選択をしたくせに、胸の中には常に重く黒い靄があり、その靄は晴れたことはありませんでした。

文:著者(グラハム子)

→次回は9月11日(金)更新予定です。


※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。

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