■前回のあらすじ
帝王切開で出産。しかし取り上げられた赤ちゃんは声も上げず、真っ白で…。事態の深刻さを悟りました。
■しばらくして聞こえてきた産声
微かな産声が聞こえてきて泣きそうになりました。
そしてついに感動の初対面…!赤ちゃんの体の色は、すっかり戻っていました。
■赤ちゃんはNICUのある病院へ
先生が何度も「ソウハク」と言っていたので、両親学級やインターネットで見た
常位胎盤早期剥離というのが起こっていたのだと分かりました。
赤ちゃんに酸素がいかなくなり、仮死状態だったのです。
でも、赤ちゃんは産声を上げて仮死から脱出したはずなのに、自分でうまく呼吸が出来ないらしく、なんで? なんで? と、そればかり思っていました。
でもそのうち、私の頭に酸素がいかなくなり、体は寒くて考えることも出来なくなりました。
ここからの3週間~1ヶ月が1番辛かったです…。
参考:常位早期胎盤剥離/MSDマニュアル 家庭版
※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!