コミックエッセイ:夫婦のじかん大貫ミキエの芸人育児日記
我慢強さがあだに…!? 長男長女夫婦を救った「すぐ言うルール」【夫婦のじかん大貫ミキエの芸人育児日記 Vol.37】
わが家は、夫が長男で私が長女という、長男長女同士の結婚でした。
長女あるあると言えば、
・責任感が強い
・我慢強い
・甘えるのが下手
などが挙げられるかと思いますが、私はまさに長女タイプという感じでした。
親戚や近所にも小さい子が多かったため、自ずと世話をやいたり、リーダーシップを取らなければならない場面が多く、学校でもクラス委員や生徒会役員に任命されることばかりでした。
夫は夫で、弟とは5歳離れているため、やはりお世話をよくしていました。長男ともあって学業への期待も高かったそうで、我慢強くよく勉強したそうです。
そんな私たちが親になり、子育てをしてぶつかった壁と言えば…
まずは私の「ワンオペでも平気な顔をする」ということでした。
本当は新生児期にはいっしょに子育てして欲しかったのですが、甘え下手で「母」としての責任感もあった私は素直には言えず、ひとりでも大丈夫だと必死になっていました。
一方夫は、子どもが生まれたことでより仕事を頑張ろうという責任感があふれ、仕事で家を空けることが増えたのです。
そんなある日、とうとう私は…
爆発したのです!!
責任感は強いけど甘えるのが苦手な私は、勝手にひとりで限界を迎えてしまったのです。
夫は夫の責任感で動いていたので、まさかそんなことになっていたとはと驚きの表情。
夫婦はどこかで「気持ちが通じ合っているはず」「通じ合っていなくてもせめて察してほしい」という気持ちがあるものです。
しかし!
子育てが始まると「察する余裕」なんてありません。
もとから夫は「察する」ことがあまり得意でないタイプ。
ということもあり、「察してもらう待ちはダメ、我慢せずにその都度何でも言う」というルールが自ずとできました。
これがあるだけで、お互いを思いやって行動できるようになりました。
最近ではあまりにも我慢せずに、ちょっとでも何かストレスの兆候になるようなことがあればすぐさまお互いに冗談交じりで言い合っています。
しかし、それくらい「すぐに言う」というのはとても大事なのだなと感じた経験でした。