コミックエッセイ 親に整形させられた私が、母になる
もうこれ以上母を恨んでもしかたがない…母の「歪んだ部分」を受け入れるとき【親に整形させられた私が、母になる Vol.71】
『ただ、ただしかたなかった』
そう思える時が来ました。私が精一杯生きてあの生き方しかできなかったように、母も精一杯生きてあの生き方しかできなかったのでしょう。
「大人なんだから、親なんだから、子どもの人格を否定してはいけないということぐらいわかっているべきだ」。
ずっとそう思っていました。
でも、母はちょうどその部分が歪んでいたのでしょう。
ただ、ただ仕方がなかったのです。
これ以上恨んでも意味がありません。
この時の心情は、『恨みがなくなった』というより『恨むことを手放した』という表現の方があっています。
恨んでもしかたがない。
私の大切な人生を、恨むことに費やしたくない───────そう思ったのでした。
→次回に続く
※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
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