コミックエッセイ:年下のコンビニ店員さんに連絡先をもらった話
後悔だらけの別れ話は難航。夫婦関係に寂しさを抱いていた、私の決断は…!?【年下のコンビニ店員さんに連絡先をもらった話 Vol.10】
■今ならまだ戻れる…私の出した答えは!?
「正直、もう恋愛には興味なくて、ゆう君のことも、息子みたいに思ってる」
既読がついたまま、なかなか返ってこない言葉に蓋をするように、私は畳みかけます。
「ゆう君みたいに素直に育ってくれたらいいな~なんて(笑)」
本当は、愛されたいって、女性として見てほしいって、ほんのちょっとは思っていました。
でも、私は必死に嘘を並べて、続けました。
本当なら、ひとまわり年上の私が、もっと早く導いてあげるべきだった。
若い彼の純粋な心を振り回して、傷つける結果になってしまった。
その事実は、変えられません。もう、変えられないけど…。
今なら戻れる。まだ、戻れる…!
「ブロックはしません。でも、気持ちが落ち着いたら、ゆう君からブロックしてほしいです。短い間だったけど…ありがとう。ごめんなさい」
ドキドキやときめきはもうないけれど、目が覚めたら、愛する子どもたちが目の前にいる。
子どもたちが笑っている。夫が触れてくれる。うるさいくらいの笑い声が家中に響いている。
私は愛する家族に愛してもらっている。
それで十分なんだ。それがこの上ない幸せなんだ。
私のこの手は二つしかないけれど、どれかを選べって言われたら、やっぱり…。
娘と息子の手を、真っ先に握る。
それが私の答えでした。
次回に続く(全11話)毎日9時更新!
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