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コミックエッセイ 誰にも言えなかった私の育児

これは本当に“しつけ”なの? 自分の欲望に感じた恐怖【誰にも言えなかった私の育児 Vol.5】

ウーマンエキサイト
今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。
■前回のあらすじ
初めこそ順調だった離乳食も、次第にベビーフードしか食べてくれなくなり、自己嫌悪に。そして迎えたイヤイヤ期。言うことが二転三転する子どもに対して、正しい判断をすることが難しくて…。
ベビーフードは母親失格? 夫の「食べさせたくない」発言にショック
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これは本当に“しつけ”なの? 自分の欲望に感じた恐怖【誰にも言えなかった私の育児 Vol.5】
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2歳児相手にね…。

ちなみにこの時期、自分がPMDD(月経前不快気分障害)だと気がついていなくて、感情のコントロールができないことに悩んでいました。

だからといってPMDDを理由にして許されることではありません。

これくらいの小さい子どもは、絶対的にママが大好き。力も弱いし、体も小さいし、口答えするほどの語彙力もないのです。

でも、この現状を誰にも伝えることができませんでした。そして、自分自身のことを止めることができませんでした。

夫も深夜まで仕事で休みもほとんどなく、完全にワンオペ育児。転勤で引っ越してきたばかりなので、周りに頼れる人間もいない。

1人で抱えるにはかなり重かったです。




これは本当に“しつけ”なの? 自分の欲望に感じた恐怖【誰にも言えなかった私の育児 Vol.5】
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他人に相談したところで無意味なのかな、と思ってしまっていました。

でも、気持ちをアウトプットすることは、絶対に無意味じゃないはずなんですよ。今の私だから言えることなのかもしれないけど…。

たった一回の育児相談だけでなく、何度も何度も言語化することで変わるものもあると思うんです。

でも私は、対話することをやめてしまいました。

家に帰っても息子のイヤイヤが落ち着くわけじゃないから。

現状が変わるわけじゃないのに、私は保健師さんになんて言葉を言ってもらいたいんだろうって。

慰めてもらって、チヤホヤされたいだけなのかな?

なんて言葉をかけてもらったら、私は満足するのかな?

予約や育児相談の会場に行くまでの道のりが大変だったり、保健師さんとの相性もあったかもしれないけど、ずっと息子と家に閉じこもって辛い気持ちを1人で抱え込むよりはよかったんじゃないかなぁ…。

どちらにせよ、当時の私には「また通おう」と思えるメンタルは、もうありませんでした。

次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。

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