連載記事:横峰沙弥香の「まめあるき」
もんじゃを食べたら子連れにやさしい銭湯へ! 銭湯さんぽ:西新井「堀田湯」【横峰沙弥香の「まめあるき」 Vol.16】
性格も好みもバラバラな我が家の子どもたち。
見たいテレビから行きたい場所、晩ごはんのメニューに至るまでしょっちゅう揉めていますが、
「銭湯行く?」と誘うと揃って
「行く!!」と答えます。
この時ばかりはものすごいシンクロ率。
生まれたときからお風呂を嫌がることだけはほぼなかったと言っていいふたりは、温泉や銭湯を
「お風呂のおうち」と呼んで愛しています。
家族以外とお風呂場を共有することで
「人と関わる機会」も増えますし、その中でお互いに気持ちよく過ごせるようにと
「実体験を通してルールを身につけていく」ので、我が家では
家族で銭湯に行く時間をとても大切にしています。
子どもたちが小さい頃は自宅付近の銭湯ばかりお世話になっていましたが、最近は車に乗ってドライブがてら
遠くの銭湯に行くことも。こうなるともう
レジャーです。
そんな私たちの最近のお気に入り銭湯は
足立区は西新井にある
「堀田湯」さん。
大規模なリニューアルをするにあたって、私がイラストの仕事で関わらせていただいたご縁もあり、夫の実家(亀有)にも近いことから贔屓の銭湯となりました。
こちらがもう最高な
「ザ・町の銭湯」。
昔から愛されている壁画はそのままに、露天風呂やサウナはびっくりするほどの
充実っぷり。
広々とした洗い場の鏡には懐かしの「鏡広告」、お風呂上がりには親子でフルーツ牛乳を楽しむ、そんな銭湯です。
また、日によって
「おやこ銭湯」という時間を設けており、産後ドゥーラの資格を持ったスタッフが脱衣所で小さな子どもを預かってくれている間に、親はゆっくりとお風呂を満喫できたりする新しい試みも。
大きな銭湯のように、館内に休憩スペースや飲食エリアがある訳ではありませんが、商店街で
美味しいもんじゃ焼きを食べたり
西新井大師を散策したりと親子で楽しめる場所は近くにたくさんあり、
町を丸ごと楽しみに行く感覚で訪れたい銭湯です。