連載記事:横峰沙弥香の「まめあるき」
身近な近所のアミューズメント!? 世田谷線「松陰神社前駅」の商店街で買い物おさんぽ【横峰沙弥香の「まめあるき」 Vol.28】
大掛かりな旅行もいいけれど、あらためて身近な楽しみを探してみよう。
そういう方向に舵を切るきっかけになったのはコロナ禍。
人が多い場所や電車移動も避けるように動いていたので私たちはとにかく歩くようになりました。お迎え以外は外に出ないような生活をしていた私にとって、最初は身近な街を歩くというだけでも結構な運動。
しかし次第に余裕が出てきて、いかに自分が身近な街にある素敵なものを見落としていたかに気づきます。目的のためにしか出歩かない上に交通手段が車ですから、新しいお店も素敵な雑貨屋さんも目に入らないわけ。
子どもと一緒に歩いているととにかく寄り道がデフォです。あらゆるものに引っかかる。
買いたがる。食べたがる。その中でたくさんの素敵なものに出会いました。
ここのところすっかり人気スポットとして定着した東急世田谷線の
松陰神社駅前の商店街は、昔ながらの商店街の風情のなかに新しい素敵なお店が点在し、訪れるたびに表情を変える風通しの良い商店街です。
商店街って、お買い物をするときに会話が必須なのが新鮮。私が小さかった頃はそれが当たり前だったはずなのにスーパーやコンビニでのお買い物に慣れてしまって、お買い物をするのに一言も言葉を発さないなんてことも最近はザラで。
もちろん利便性や効率化という意味ではありがたい部分もあるんですが、少しずつ顔馴染みになって、「今日はマグロ絶対美味しいよ(マグロはまめの大好物)」とか「いつも買ってくれるからひとつおまけしちゃう(娘に)」なんていうやり取りが生まれ、お買い物のたびに少しずつお互いの情報がアップデートされていく感じ、なんだかとても心地よい。
商店街散策は私たちにとってお散歩とお買い物、そして少しの会話を楽しむための日常アミューズメントです。
【栃木県鹿沼市】キャンプ場やスイーツも!親子で楽しめる自然豊かなおすすめスポット! | HugMug