「偶然なわけないじゃない」息子と同じ名前の転校生…2人に隠された秘密とは?
■作者のとりまるとねこぽちゃさんへインタビュー
ー体験談をもとに創作されているということですが、このお話を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか?
一番は同じ歳で名前の子どもというところに衝撃を受けて、「さすがに今まで聞いたことないぞ!?」と思ったので、描いてみようと思いました。
ーこのお話を書くにあたって気をつけていたポイントはありますでしょうか? 例えば、子どもが不幸になるようなことは描かない、主人公が悪者にならないようにするなど。
翔太と将汰が幸せになって欲しいという気持ちで描きました。そのせいか、祐子と旦那の喧嘩ややり取りを描くことが少なかったです。(笑)
ー確かにそうですね。少しネタバレになりそうですが、祐子と旦那の修羅場があっても良さそうですが、ストーリーの中心はそこではなかった気がします。
ーさて、翔太と将汰の関係はこの後すぐに明らかになりますが、最初に気がつくのを将汰(子ども)にしたのには何か理由はありますでしょうか?
これと言った理由はないのですが、翔太と将汰のやり取りや気持ちの動きを描きたかったからです!
ー思春期男子の二人の気持ちも動きにも注目ですね。
ーキャラクターと言えば、後々出てきますが、祐子が野菜たっぷりの手料理を作るのに対して、佳奈の作る手料理の味付けが濃いめだったりするのが、性格を表している気もしたのですが、祐子と佳奈のキャラクターはどのように設定したのでしょうか?
佳奈の性格は聞いただけなので、完全に創作に近いのですが、絶対気が強いだろうと思いました。
逆に祐子は気が強いけれど、子ども思いで優しい人だと思います。祐子は、佳奈に足りない部分を全面に出して描いています。
ー確かに祐子はいつでも冷静で、子どものことを一番に考えた行動をしていたと思います。とりまるとねこぽちゃさん、貴重なお話ありがとうございました!
さて、佳奈の企みは何なのか、それに祐子はどう対処していくのか、最後まで見逃せない展開になっていますので、ぜひ、最初から読んでみてくださいね。
>【1話から読む】「翔太と将汰」