ベビースリングアドバイザーって? 子育て経験も活かせるママのお仕事拝見!その4
出産をきっかけに、赤ちゃんやママを対象にする仕事を始める女性は少なくありません。今回紹介する「新生児から使えるベビースリングアドバイザー」の、てるいなおこさんもその一人。「試行錯誤の末に使いこなせるようになったベビースリングの良さを、たくさんのママに伝えたい」という気持ちが、新しい仕事につながり始めています。きっかけから現在の活動まで、話を聞きました。
使いやすいベビースリングを求めて、手作りにはまる!
てるいさんは、結婚前は介護福祉士として老人ホームに勤め、主任まで務めましたが、激務で体調を崩し退職。8年前に長女を出産し、その後6年間は専業主婦として子育て中心の生活を送っていました。
「実はベビースリングを使うことが長年の憧れだった」というてるいさん。10代のときに、ベビースリングで抱っこされている赤ちゃんを見て、そのかわいらしさに衝撃を受け、「子どもが生まれたら絶対に使う!」と決めていたそうです。
そんなてるいさんも、最初からベビースリングを使いこなせたわけではありません。憧れのベビースリングを手にしたものの、使い方が難しくて悪戦苦闘。ネットや本で研究しても肝心なことがわからず、無料のベビースリング講座に参加して、やっとコツをつかみます。さらに、使いやすいベビースリングを追及した結果、ハンドメイドの本を参考に手作りすることに。すっかりベビースリング作りにはまったそうです。
ベビースリングをマスターして育児が楽しく!
こうして、ベビースリングを使ってみると、「いいことづくしだった」というてるいさん。
ベビースリングの効用を挙げてもらいました。
・抱っこが楽で、ママの身体への負担が軽減する
・赤ちゃんが長時間ぐずらない
・赤ちゃんが気持ちの安定した子に育つ
・ママは、赤ちゃんとのスキンシップが増え、愛おしさを実感できる
・丸くなった赤ちゃんの姿に、周囲の人から「かわいい」と声をかけてもらえる
・子育てに余裕ができて、自己肯定感も高まる
「育児情報はあふれているのに、本当に役に立つ情報がない」と感じていた自身の経験から、「ベビースリングの良さを伝えて、一人でも多くのママに子育てを楽しんでほしい!」という気持ちが強まったそうです。
最初は、周りの友だちにベビースリングを勧め、使い方を教えていましたが、それを仕事にすることを考え始めます。現在は、カラフルな布を使ったベビースリングの製作・販売をするほか、「ベビースリングアドバイザー」