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ママ向けサロン&カフェオーナー!子育て経験も活かせるママのお仕事拝見!その5

あんふぁん
独身時代から漠然と描いていた「人をもてなしたい」という思いを形にするために、周囲の人に夢を語り続け、ママになってから形にした女性がいます。元看護師で、現在はママ向けサロンを併設したカフェのオーナー佐々木みかさん。「自分がやりたいことは、子育て中でもあきらめなければ実現できます」という佐々木さんの話を聞きました。

ママ向けサロン&カフェオーナー!子育て経験も活かせるママのお仕事拝見!その5


看護師として働きながらも、「料理でおもてなし」が夢


佐々木さんは、現在高校1年生と小学校6年生の男の子のお母さんです。第一子出産前は、総合病院の看護師として働いていましたが、産後は渋谷区子育て支援センターでベビーマッサージ講師を務め、自宅でもベビーマッサージ教室を開いていました。その佐々木さんがなぜカフェをオープンさせたのでしょうか。
「もともと人をもてなすことが大好きで、看護師時代から友だちを自宅に招いて料理をふるまっていました。看護師を一旦退職して、ワーキングホリデーでニュージーランドに行った際も、ヨットクルーのチームメンバーのために3食を作る経験を通して、『いずれは飲食関係の仕事に就き、料理で人をもてなしたい』という思いを深めました」とのこと。

自宅でのベビーマッサージ教室でも、マッサージの指導後には約30分のティータイムを設け、手作りのスイーツを出していました。

ママ向けサロン&カフェオーナー!子育て経験も活かせるママのお仕事拝見!その5


夢の実現への一歩は、夢を語ることから


いつかカフェをオープンしたい、という夢を実現させるために、自宅でベビーマッサージ教室を開いていたときから、旦那さんや義理のお母さん、友だちやお客さんに夢を語っていた佐々木さん。
下のお子さんが小学校3年生になる年をカフェオープンの年に設定し、そこから逆算して準備を開始。カフェの内装も食器も、すべて自分で決めたそうです。「あの頃は、『全部自分でしないといけない』と肩に力が入っていたのです。だんだん肩の力が抜けて、周りの人を頼れるようになりました」とのこと。実際に、必要な場面で友だちが手をさしのべてくれたり、必要な人に出会ったり、縁に恵まれ、「感謝の気持ちでいっぱいです」。

ママたちがくつろげる場を提供したい


「私はカフェで過ごす一人の時間が好きなのですが、出産後はコーヒー一杯をゆっくり飲む時間さえ取れなくて。
お母さんがほっと一息つける場所を作りたかったのです」。夢が叶い、2013年5月にオープンした、まきの木cafe & studioでは、「おうちスタイルのほっこり味」をテーマにオリジナルメニューを提供し、家庭でも作れるようにHPにレシピを公開しています。
カフェでは、ベビーマッサージのほか、ママ向けのコラボイベントを開催していますが、こちらでも、イベント後にママたちに話をしてもらう時間を設けています。「話すことですっきりすることが多いですからね」と佐々木さん。「今までずっと家に引きこもっていた」「外に出るきっかけになった」という感想も多いそうです。
いずれはママだけでなく、すべての女性や男性にも、気軽に立ち寄ってもらえるカフェにしていくことを考えています。

ママ向けサロン&カフェオーナー!子育て経験も活かせるママのお仕事拝見!その5


やりたいことに向かっていくと、道は開ける


第一子出産後は、自分が何をしたらいいのか、どちらに進めばいいのかわからず、模索する日々だった佐々木さん。「人に話したり、自分自身に問いかけたり、興味がある講座に通って資格を取ったり。
迷いと勉強の日々でした」。
そんな佐々木さんから、ママたちへメッセージ。「ママになると、自分のことは二の次になりがちです。でも、子育て中も、自分らしくいられる場所や自分時間をもつことは大切です。自分のやりたいことに向かっていくと、必ず道は開けます。お子さんもきっと、輝いているママのことは大好きです」。

「当時はとにかく迷い悩み、必死だったけれど、今だからわかる」という佐々木さんの言葉が、まさに今、自分の人生を模索中のママたちの心に届きますように。

取材協力まきの木cafe & studiohttp://www.makinoki.net/

<文:フリーランス記者鯰美紀>

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