大家族も余裕! 遊びも、食も充実の満足ステイ<ルスツリゾートin北海道>
ちょっと豪華なリゾートとなると、子どもOK?と思わず遠慮してしまうもの。というわけで、ファミリー向けリゾートはカジュアルなところが多いのですが、このたび北海道の高原リゾートで遊びが盛りだくさんのルスツリゾート内にあった宿泊棟『ルスツタワー』が『ウェスティンルスツリゾート』となってリブランドオープン。
羊蹄ゴンドラで高台に登り、見下ろしたウェスティン ルスツリゾート。緑に包まれている
ルスツリゾートはウォーターパークあり、スキー場あり、ゴルフ場あり、インドアアクティビティやプチショッピングモールを併設という、もう家族連れのためだけにあるのでは、というくらいファミリーフレンドリーなリゾートですが、そこに新たな“顔”として登場したのが『ウェスティンルスツリゾート』です。ウェスティンといえば高いサービスレベルで世界の主要都市とリゾートにグローバル展開していて、そうした世界レベルのサービスをぜひ北海道に!というのがウェスティンにリブランドをした理由なのだそう。北海道では初めての事業展開です。
ウェスティンの大きな“ウリ”は、究極に快適に眠ることができるというHeavenly® Bed(ヘブンリーベッド)や、医師や栄養士のアドバイスのもとにメニュー開発したという健康的な食事「SuperFoodsRX®(スーパーフードRX)」など。出張の多いビジネスマンの健康をよく考えているなぁというイメージだったのですが、ファミリーリゾートであるルスツリゾートでも、まったく同じコンセプトでの展開だそう。
私が訪れたのは新緑のころ。新千歳空港から車で約1時間半。だんだん車窓が緑色に染まっていき、緑深い高原へと近づいてゆくにつれ、遠くからもウェスティンリゾートが見えてきます。23階建てと、突出して高さがあるのですね。つまり逆に考えれば高層階の部屋からはこの一面の緑をさえぎるものなく一望できるということ!これは期待値が上がります。
いよいよ到着、ロビーは吹き抜けで開放感があります。都会、特に日本のウェスティンではなかなかこれだけの開放感は難しそう。さすが北海道、広い!
そして室内、これも広い!すべての部屋がメゾネットタイプでスイート仕様。
これがうわさのヘブンリーベッド。究極の快眠を追及し、ウェスティンが独自に開発
たとえば3世代や友達家族と、といった旅にも対応できそうです。ご年配の方には階下にベッドルームがある部屋を選ぶのがよさそう。階段の上り下りが面倒、という人もいるかもしれませんが、特にマンション暮らしの子どもには新鮮で楽しいのではないでしょうか。
広々リビング。
案の定、景色もばっちり!どちらを向いても遠くの山々やゴルフ場の鮮やかな緑が一望でき、緑一色の景観。目にも心にもよさそう。家具などはシンプルですが、この緑の景色があればそれを眺めつつぼんやりするだけでもいいかも!なかなか心地よい空間に、思わずひとりぽけ~っとしてしまいました。こんなことなら敷地入り口のところにあったコンビニでビールでも買ってくればよかった、と思わなくもありません。ちなみに、北海道限定発売のサッポロクラシックラガーはコンビニにもちゃんとありましたが、ロビーのバーでももちろんいただけます!(←結局バーに飲みに行った)
高層階の部屋からの眺め。これ、冬になったら一面の雪景色になるのか、と想像
リゾート内には先述のとおり、さまざまなアクティビティがありますが、まずは羊蹄ゴンドラで高台へ。羊蹄山や尻別岳、遠くに洞爺湖までも見渡せる絶景!四方をぐるりと見渡せるパノラマは爽快の一言に尽きます。頂上には鳴らすと幸せになれるという「幸せの鐘」が設置されているほか、小さな売店があるだけ(取材時は閉まっていました)で他には特にアクティビティはないのですが、北海道の雄大な自然を目の当たりにすることだけでもここまで登る(といってもケーブルカーですが)価値があります。
1日中遊んでリゾートに戻ってからもお楽しみがありました。それは、大浴場!室内のお風呂は温泉ではありませんが、大浴場は露天風呂も付いた温泉です。この温泉、その名も「赤い靴」というそうですが、それはこのルスツが童謡『赤い靴』の舞台だったことから付けられたことは言うまでもありません。
温泉の大浴場は日替わりでアロマをたいている。この日はラベンダー&カミツレでリラ~ックス!
さて、いよいよハイライトともいうべき、ディナーの時間です!北海道の山海の幸が一堂に会したビュッフェを1階のメインダイニング「アトリウム」でいただきます。
実はここが一番ウェスティンに期待したところ。なぜなら、これまでの経験ではファミリーリゾートってカジュアルで気兼ねがない分、あまり料理まで追求されていないことが多く、「これは…!」とうなるような料理が出てきたことがありませんでした。しかしウェスティンは食にもこだわりがあるホテル。
毛ガニやいくら、いかそうめんなど北海道の海の幸がずらりと並び、ほくほくポテト料理にコーンにと北海道が誇る食材の数々が目白押し。実はそこまでは想定内でしたが、なによりうれしかったのはお野菜!地元で採れた旬の野菜をふんだんに用いた料理の数々は、新鮮さもさることながらちょうどシーズンということで、どれもその本来の味を強く感じることができます。このときはアスパラガスがあったので、東京ではあまり生を見かけない(見かけても小さくてべらぼーに高い)ホワイトアスパラを狙って食べまくり、アスパラ祭り状態に!身も心もアスパラに満たされた夜でした。
自由に好きなものを好きなだけいただけるビュッフェは子連れにはありがたい。いくら多めの海鮮丼もお好みのまま
本日収穫のお野菜たち。旬をその場でいただけるってものすごく贅沢
ウェスティンホテル内には日本料理店「風花」があり、夜は完全予約制、朝はブレックファストで利用することができます。こちらでは朝ごはんをいただきましたが、やはり野菜が多いのが印象的でした。
快適なベッドとおいしく健康にいい食事というこだわりはしっかりそのままに、ファミリーでも気軽に利用できるところがうれしい、ウェスティン ルスツリゾート。スキー場も近いので、年を通じてオープンしているところも魅力。季節を変えてまた来たいものです。
生のオレンジを目の前でぎゅうぎゅうと搾ってくれるこのマシン、海外で見て大感動したのだが、ここにも!
隣接するルスツリゾートホテル内にあるメリーゴーランド。マイケル・ジャクソンが自宅に持っていたのと同じタイプのものだそう
<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>
羊蹄ゴンドラで高台に登り、見下ろしたウェスティン ルスツリゾート。緑に包まれている
あのウェスティンが、ファミリー向けにリブランド
ルスツリゾートはウォーターパークあり、スキー場あり、ゴルフ場あり、インドアアクティビティやプチショッピングモールを併設という、もう家族連れのためだけにあるのでは、というくらいファミリーフレンドリーなリゾートですが、そこに新たな“顔”として登場したのが『ウェスティンルスツリゾート』です。ウェスティンといえば高いサービスレベルで世界の主要都市とリゾートにグローバル展開していて、そうした世界レベルのサービスをぜひ北海道に!というのがウェスティンにリブランドをした理由なのだそう。北海道では初めての事業展開です。
ウェスティンの大きな“ウリ”は、究極に快適に眠ることができるというHeavenly® Bed(ヘブンリーベッド)や、医師や栄養士のアドバイスのもとにメニュー開発したという健康的な食事「SuperFoodsRX®(スーパーフードRX)」など。出張の多いビジネスマンの健康をよく考えているなぁというイメージだったのですが、ファミリーリゾートであるルスツリゾートでも、まったく同じコンセプトでの展開だそう。
さっそく泊まりに行ってみました!
部屋はすべてスイート仕様!3世代や友人家族とお泊りも!
私が訪れたのは新緑のころ。新千歳空港から車で約1時間半。だんだん車窓が緑色に染まっていき、緑深い高原へと近づいてゆくにつれ、遠くからもウェスティンリゾートが見えてきます。23階建てと、突出して高さがあるのですね。つまり逆に考えれば高層階の部屋からはこの一面の緑をさえぎるものなく一望できるということ!これは期待値が上がります。
いよいよ到着、ロビーは吹き抜けで開放感があります。都会、特に日本のウェスティンではなかなかこれだけの開放感は難しそう。さすが北海道、広い!
そして室内、これも広い!すべての部屋がメゾネットタイプでスイート仕様。
ベッドルームとリビングルームが階上と階下にわかれているため、子どもはベッドルームで先に寝かせて大人はリビングでおしゃべり、というのも可能です。2ベッドルームタイプで1部屋に3台のベッドが備えられている部屋もあり、この配置はやはりファミリー利用を意識してのことではないでしょうか。それに加え、リビングにも簡易ベッドがあり、最大7人が宿泊できる部屋も。
これがうわさのヘブンリーベッド。究極の快眠を追及し、ウェスティンが独自に開発
たとえば3世代や友達家族と、といった旅にも対応できそうです。ご年配の方には階下にベッドルームがある部屋を選ぶのがよさそう。階段の上り下りが面倒、という人もいるかもしれませんが、特にマンション暮らしの子どもには新鮮で楽しいのではないでしょうか。
広々リビング。
反対側の壁には簡易ベッドが収納されており、7名までなら大家族も一部屋に滞在可能
案の定、景色もばっちり!どちらを向いても遠くの山々やゴルフ場の鮮やかな緑が一望でき、緑一色の景観。目にも心にもよさそう。家具などはシンプルですが、この緑の景色があればそれを眺めつつぼんやりするだけでもいいかも!なかなか心地よい空間に、思わずひとりぽけ~っとしてしまいました。こんなことなら敷地入り口のところにあったコンビニでビールでも買ってくればよかった、と思わなくもありません。ちなみに、北海道限定発売のサッポロクラシックラガーはコンビニにもちゃんとありましたが、ロビーのバーでももちろんいただけます!(←結局バーに飲みに行った)
高層階の部屋からの眺め。これ、冬になったら一面の雪景色になるのか、と想像
さまざまなアクティビティで子どもたちも大満足!
リゾート内には先述のとおり、さまざまなアクティビティがありますが、まずは羊蹄ゴンドラで高台へ。羊蹄山や尻別岳、遠くに洞爺湖までも見渡せる絶景!四方をぐるりと見渡せるパノラマは爽快の一言に尽きます。頂上には鳴らすと幸せになれるという「幸せの鐘」が設置されているほか、小さな売店があるだけ(取材時は閉まっていました)で他には特にアクティビティはないのですが、北海道の雄大な自然を目の当たりにすることだけでもここまで登る(といってもケーブルカーですが)価値があります。
自然を眺めるだけでなく、体感できるアクティビティもおすすめです。今回体験したのは、ラフティング。春から10月下旬ごろまで、尻別川の清流をラフティングで下ることができ、これがなかなかの面白さ。インストラクターさんの指示に従いせっせと漕いで7㎞を下ります。季節によって水量が違い、夏場はゆっくり楽しめますが、春は雪解け水がどうどうと流れかなりスリルがあるそうですよ。
1日中遊んでリゾートに戻ってからもお楽しみがありました。それは、大浴場!室内のお風呂は温泉ではありませんが、大浴場は露天風呂も付いた温泉です。この温泉、その名も「赤い靴」というそうですが、それはこのルスツが童謡『赤い靴』の舞台だったことから付けられたことは言うまでもありません。
お湯は加水・加温がしてあるといいますが、するするとなめらかで美肌によさそう。神経痛などにも効能を発揮すると書かれており、遊んだあとの疲れをばっちり落としてくれます。朝も5時(冬場は6時)から利用可能なので、何度でも入ることができますね!サウナ、ジャグジーもあるのでお風呂好きにはたまりません。
温泉の大浴場は日替わりでアロマをたいている。この日はラベンダー&カミツレでリラ~ックス!
ゴージャスな海の幸、ふんだんな野菜で食事も大満足!
さて、いよいよハイライトともいうべき、ディナーの時間です!北海道の山海の幸が一堂に会したビュッフェを1階のメインダイニング「アトリウム」でいただきます。
実はここが一番ウェスティンに期待したところ。なぜなら、これまでの経験ではファミリーリゾートってカジュアルで気兼ねがない分、あまり料理まで追求されていないことが多く、「これは…!」とうなるような料理が出てきたことがありませんでした。しかしウェスティンは食にもこだわりがあるホテル。
その実力を見せていただきましょうか…と上から目線で挑んだビュッフェ。もう平謝りです!
毛ガニやいくら、いかそうめんなど北海道の海の幸がずらりと並び、ほくほくポテト料理にコーンにと北海道が誇る食材の数々が目白押し。実はそこまでは想定内でしたが、なによりうれしかったのはお野菜!地元で採れた旬の野菜をふんだんに用いた料理の数々は、新鮮さもさることながらちょうどシーズンということで、どれもその本来の味を強く感じることができます。このときはアスパラガスがあったので、東京ではあまり生を見かけない(見かけても小さくてべらぼーに高い)ホワイトアスパラを狙って食べまくり、アスパラ祭り状態に!身も心もアスパラに満たされた夜でした。
自由に好きなものを好きなだけいただけるビュッフェは子連れにはありがたい。いくら多めの海鮮丼もお好みのまま
本日収穫のお野菜たち。旬をその場でいただけるってものすごく贅沢
ウェスティンホテル内には日本料理店「風花」があり、夜は完全予約制、朝はブレックファストで利用することができます。こちらでは朝ごはんをいただきましたが、やはり野菜が多いのが印象的でした。
ほかに、隣接するルスツリゾートホテル内にもレストランがいくつかありますので、そちらを利用するのも可能です。ルスツリゾートホテルは街のようになっており、真ん中の広場にはレトロな雰囲気漂うメリーゴーランドがありますので、こちらを利用する際は食事の前やあとにちょっと遊んでもよさそうですね。
快適なベッドとおいしく健康にいい食事というこだわりはしっかりそのままに、ファミリーでも気軽に利用できるところがうれしい、ウェスティン ルスツリゾート。スキー場も近いので、年を通じてオープンしているところも魅力。季節を変えてまた来たいものです。
生のオレンジを目の前でぎゅうぎゅうと搾ってくれるこのマシン、海外で見て大感動したのだが、ここにも!
隣接するルスツリゾートホテル内にあるメリーゴーランド。マイケル・ジャクソンが自宅に持っていたのと同じタイプのものだそう
<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>